◆JERAセ・リーグ◆阪神2-8広島(29日・甲子園)

阪神が広島に連敗を喫し、首位・ヤクルトとの1ゲーム差を詰められなかった。ドラフト1位の佐藤輝明内野手を6試合ぶりにスタメンから外したが、打線はわずか2得点。1点ビハインドの7回2死満塁では佐藤輝の代役・糸井が痛恨の空振り三振に倒れた。チーム全体では13試合ぶりの2ケタとなる10安打を放ったものの、拙攻が目立った。

先発を外れた佐藤輝も5回無死三塁のチャンスに代打で登場したが、左飛で犠飛にもならず。48年の下社、93年のトーベを超え、プロ野球ワースト記録の54打席連続無安打となった。

先発の青柳は左打者7人を並べられたカープ打線に苦戦し、5回を4安打3失点で降板。8月24日のDeNA戦の白星を最後に、5試合連続で勝利から見放されている。リリーフ陣が8回には3点、9回には2点を失い、大差がついた。

チームも甲子園で24勝25敗3分となり、本拠地での借金が1。2005年のリーグ制覇を決めた9月29日を勝利で飾ることはできなかった。