(セ・リーグ、巨人3-4阪神、22回戦、阪神11勝9敗2分、26日、東京ドーム)


阪神は1点リードの五回2死満塁、糸井嘉男外野手(40)の3点二塁打で加点。最後は1点差となったが逃げ切り、巨人との3連戦を2勝1分で終えた。試合後の矢野耀大監督(52)の一問一答は以下の通り。


(テレビ)


-この3連戦で何を感じた。


「本当に苦しい状況なんですけど、その中でも全員で1%でも良くなることを何かつなげていこうということでね。強気で攻める気持ちを持ってチャレンジャー精神で向かっていってくれた結果かなと思います」


-ファンに一言。


「本当に残りも少なくなってきてるんですけど、大きなことは言えないですけど、僕たちの戦いからみなさんに元気を届けて、そして最後には優勝します」


(囲み)


-大変な試合だった。


「ここまで来ると1勝1敗というのが大きく左右するので。勝ち切れたところもチームにとっても大きいし、こういう試合から成長していけると思う。そういう意味でも大きいかなと思っています」


-この3連戦で選手が自信を付けた。


「成長は後からしか見えてけえへんし。監督インタビューでも言ったけど、チーム状態としてよくない中で、こういう戦いをしてくれているのは成長の部分、ダメだからもうダメだということじゃなくて、ダメな中でも戦ってくれいるからこそこうなったと思うので、本当に何か、うれしいね」


-糸井が。


「嘉男自身もずっとレギュラーで出てきて後から行く難しさも感じながら、あきらめずにやってくれているのは誰もが知っていることなんで。ビジターでも早出したり、あきらめない姿を一番、ベテランが見せてくれているんで。それは嘉男自身にとっても、1本1本が大きいし、ベテランがいてくれるということは大きいことなんでね。助かってます」


-糸井の気迫。


「結果が出たから気迫があったとかそうでもなくてね。いつも全力で臨んでくれているし。きょうが特別ね。プラスアルファの特別というのはあるけど、普段から高い意識のところでやってくれている。きょうはピッチャーが多くいてくれた方がいいかなというところでサンズを外したけど。こういう試合で嘉男が打って勝てるというのはチーム全体としても大きい」


-ガンケルの状態(6回1失点で8勝目)。


「前回見たときに1週間後は厳しいかなと思ったんだけど。金村と福原コーチが状態的にはブルペンでも良くなってきていると言ってくれていたしね。もう1回、行っていいんじゃないですかと言ってくれたんでね。それがなかったら、俺も厳しいなとなっていたところなんでね」