<ウエスタン・リーグ:阪神2-2オリックス>◇25日◇甲子園


今季限りでの引退を表明している俊介外野手(34)、桑原謙太朗投手(35)がウエスタン・リーグ、オリックス戦に出場した。平田勝男2軍監督(62)は10回に安打を放った俊介に「ファンの方たちに温かい拍手をいただいて、最高のかたちでユニホーム脱げるやん」と、一緒になって喜びを表した。9回に登板し打者1人を空振り三振に打ち取った桑原には「今日はスピードもスライダーのキレも良かった。本当に桑原らしいピッチングだよ」と称賛し、ねぎらいの言葉をかけた。


平田2軍監督の一問一答は以下の通り。


-俊介は最後にヒット。


平田監督「最後に回ってくるんだもん。あそこで俊介、10回までいったら、延長になれば俊介まで回るぞってね。本当にね、俊介まで回ってヒット打って、こうやってたくさんのファンの方たちに温かい拍手をいただいて、最高のかたちでユニホーム脱げるやん」


-二塁を狙ってアウトに。


平田監督「あれは余計なことをね(笑)。さすが俊介だよ。最後にああいう俊介らしくていい。そういうところは意欲がまだまだあるということよ」


-守備で左翼、右翼、中堅と全て守った。


平田監督「やっぱりね、思い出深い甲子園で、彼は守備固めとかスタメンでも、最後はセンターというところは思ってたし、レフト、ライト、センターと全ポジションを守らせるということは僕はもう決めてたんでね」


-桑原もラスト登板。


平田監督「今日ちょっとスピード出てたね。最後の力が出るんだな。この前の独立リーグとやった時はスピードガンも全然(出ていなかった)。『肘、肩よりも心が痛いです』という話をクワ(桑原)してたけど、今日はスピードもスライダーのキレも良かった。あれが最後のね、本当に桑原らしいピッチングだよ」


-2人にはどんな言葉を。


平田監督「これからの人生が長いんだし、やっぱりね、こうやってファンの方たちに見守られてユニホーム脱ぐことになったんで、勉強してね。やっぱり将来タイガースに帰ってきてほしいよね。こうやってタイガースで一緒に戦った仲間だから」


-26日の先発は。


平田監督「(西)純矢がね、3回くらい投げれば規定投球イニング数に達するわけよ。本当は2回1/3って言ってたけど、3イニングくらい純矢にいかせる。で、佐藤蓮をつなぐんじゃないかな」


-優勝から一夜明け、反響はあったか。


平田監督「ありがたいことにかなりメールが来てたな。これはこうやってマスコミの人たちが18連勝の時からいろいろ取り上げてくれたおかげで、たくさん来てたし、矢野監督からも来てたよ」


-矢野監督からはどんなメッセージが来たか。


平田監督「『おめでとうございます、ご苦労さまです』って。これは矢野監督が俺を2軍監督に指名してくれたおかげなんで、お礼をメールで返したけどね」