◆ウエスタン・リーグ◆阪神2-2オリックス(25日・甲子園)


24日に3年ぶり17度目の優勝を決めた阪神2軍は2-2で引き分け。引退試合に臨んだ俊介と桑原はそれぞれ持ち味を発揮した。


同点の9回。桑原は大下を3球で空振り三振に仕留め、俊介は4打席凡退で迎えた延長10回に中前打。最終打席で有終の美を飾った。


試合後の平田勝男2軍監督の一問一答は以下の通り。


-俊介は最後の打席でヒット


「最後に回ってくるんだもん。10回までいったら、延長になれば俊介まで回るぞってね。9回は『打つな!』って言って(笑)。本当にね、俊介まで回ってヒット打って、こうやってたくさんのファンの方たちに温かい拍手をいただいて、最高の形でユニホーム脱げるやん」


-ヒットの後、二塁を狙ってアウトに。


「あれは余計なことをね(笑)。さすが俊介だよ。最後にああいう、俊介らしくていい。そういうところは意欲がまだまだあるっちゅうことよ」


-守備でレフト、ライト、センター全て守った。


「やっぱりね、思い出深い甲子園で、彼は守備固めとかスタメンでも、最後はセンターというところは思ってたし、レフト、ライト、センターと全ポジションを守らせるということは僕はもう決めてたんでね。昨日から俊介にはその話をしといたけど」


-桑原もラスト登板。


「うん。今日ちょっとスピード出てたね。この前やっぱり、最後の力が出るんだな。この前の独立リーグか。やった時はスピードガンも全然、肘肩よりも心が痛いですいう話をクワ(桑原)してたけど、今日はスピードもスライダーのキレも良かった。アレが最後のね、本当に桑原らしいピッチングだよ」


-改めて2人にはどんな言葉を。


「いやいや。これからの人生が長いんだし、やっぱりね、こうやってファンの方たちに見守られてユニホーム脱ぐことになったんで、勉強してね。やっぱり将来タイガースに帰ってきてほしいよね。やっぱりこうやってタイガースで一緒に戦った仲間だから。そういう点では非常に。これからが勉強だもん」


-明日の先発は。


「(西)純矢がね、3回くらい投げれば規定投球イニング数に達するわけよ。本当は2回1/3って言ってたけど、3イニングくらい純矢にいかせる。で、佐藤蓮につなぐんじゃないかな」


-優勝から一夜明け、反響はあったか。


「いや、やっぱりね、ありがたいことにかなりメールが来てたな。これはこうやってマスコミの人たちが18連勝の時からいろいろ取り上げてくれたお陰で、たくさん来てたし、矢野監督からも来てたよ」


-矢野監督からはどんなメッセージが。


「おめでとうございます、ご苦労様ですって。これは矢野監督が俺を2軍監督に指名してくれたお陰なんで、お礼をメールで返したけどね」


-ファーム選手権では3年前に日本一になった矢野監督に続きたい。


「まあそこはね、選手たちがフェニックスの前にまたいい緊張感の中でゲームやれるっていうところ。いいことだな」