<ウエスタン・リーグ:中日2-8阪神>◇19日◇ナゴヤ


阪神2軍が中日に勝利した。2軍調整中のドラフト1位佐藤輝明内野手(22)は、3適時打を含む5打数4安打3打点。1、2軍含めてプロ初の4安打で、早期1軍復帰へ猛アピールした。10日に出場選手登録を抹消されたため、再登録は最短で20日から可能となる。


先発したドラフト5位村上頌樹投手(23)は、6回1安打無失点で、リーグ最多の10勝目を挙げた。8勝でリーグ2位のソフトバンク大竹に2勝差をつけ、阪神では19年秋山以来の2軍最多勝も見えてきた。


平田勝男2軍監督(62)の試合後の一問一答は以下の通り。


-佐藤輝が4安打。


平田2軍監督「まあ、ノッテルな。ノッテきたな、ノッテル!打っテルよ」


-2日間室内で調整だったが。


平田2軍監督「意外とリフレッシュできて、打ち込むことができたり。室内でずっとね、鏡見てスイングしたり、自分のイメージを取り戻しつつあるんでね。打球も上がったりしてるので、もうノッテルよ」


-1軍昇格は上の判断だと思うが。


平田2軍監督「もう10日になるの?それはもう、この結果を見てどうなるかというのは我々は調子を上げさせる。しっかりとファームでということなので、それ以上のことは何も言えないね」


-十分推薦できる内容ではある。


平田2軍監督「こういうのはチェックできるんでね、放送もやってるし、見てると思うよ。見テル!ノッテル、見テル、打テル!テルテルやん。チェックできるもん」


-21日からの2軍広島戦に連れて行くかはまだ。


「それは全然決まってない。これは今日の1軍の結果とか、こっちは受け身なので」


-4安打の内容は。


平田2軍監督「この間もヒット2本打ってから、やっぱりファームとはいえ、気分的に良くなって、今日4安打。第1打席で詰まりながらもセンター前。やっぱり結果がね、みんな欲しいんで、そういうところでホームランが出なかっただけという話や」


-前回はラインドライブの打球。今回は。


平田2軍監督「打球も上がってるし、ものが違うよ」


-先発の村上は。


平田2軍監督「素晴らしいね、まあ、栄枝のリードも素晴らしいし、このペアはほんと、まったく隙がないというか、きょうもコントロールといい全部いいもんね」


-これで10勝、規定投球回にも乗った。


平田2軍監督「規定にも乗ったし、防御率も断トツでしょ。だから日曜日(26日)、最終戦どうするかというところは、今日6回投げればというところだったけど。アンパイアにも『どう?』って聞いたけど素晴らしい、際どいボールも多いしね、ボールと言われても。本当、栄枝とのコンビというのは、1年生、佐藤輝もそうだけど。これはもうね、いい活躍をしてくれているわな」


-マジック「5」(取材時)。ソフトバンクが負けている。


平田2軍監督「そういうことはまだ、な。ただこうやって選手たちが連勝が途切れた後もしっかりとした野球を、こうやって輝にしてもだけど。他の選手も含めて、1軍に隙あらばじゃないけど、呼ばれるのを期待しながらやってるんでね。その結果だと思うよ」


-野手は控えが3人で。


平田2軍監督「あ~だからね、片山にね、申し訳ないけど。(本来捕手の)片山もファーストやって勉強になるし。人数がいないけど、去年コロナで人数いない時もやってるしね。こういうところでどうのこうのやりくりするのは我々の仕事なんで。こうやって片山もファーストで出たり、片山も勉強になるのよ。野手の気持ちやファーストから見ててリードとかさ。(広島の)磯村がファーストやってたけど、(同じく広島)坂倉もそうだけど、キャッチャーがいろんなポジション守れるようになれば、出るチャンスあるんやから」


-誕生日男の遠藤が2安打。


平田2軍監督「遠藤ね、2本打ってスチールもして。いい誕生日迎えたやん。地道にやってきて、まだまだだけど!少しずつね。褒めたらあれだけどさ。こうやってずっと試合に出ているんで、結果は出ているわね」


-練習では江越選手にヤクルトの塩見を見習えと。


平田2軍監督「見習えじゃなくて、昨日塩見のあれ(サイクル安打)見たか?って言ってね。まねしろじゃなくて、お前も負けへんって言って、参考に。今日もだから進塁打。江越にどういったバッティングするか感じをつかんでもらおうと思って、進塁打のサイン出したんや。ああやって右に、一、二塁間打てるんだもん。そういったことも含めて、こういった感覚で右に打つんだとね。今までだったら強引にバーンと。そこも魅力の1つだけど、何を求められているかっちゅうと、確実性とかも含めてなると思う。今日の進塁打とかは何かのきっかけにしてほしいね」


-次の広島戦の先発は。


平田2軍監督「(西)純矢、二保、(藤浪)晋太郎」


-最短優勝は22日。


平田2軍監督「いやいや!何を言うてんねん!」