矢野燿大監督(52)は17日、台風14号接近により午後0時40分と比較的早い時間に、中日戦の中止が決定したことを前向きに捉えた。今季チームは中止翌日のゲームは5戦5勝。仕切り直して挑む。


「次に向けての準備もできる。ここまで来て体が痛むというか大変な選手もいるし、調子が上がっていない選手は調子を上げることに使える。うちにとっては、よかったかなと思う」


1分けを挟み2連敗と苦しんだ関東遠征から、前日16日に帰ってきた。打線は得点圏で14打席連続無安打(5四球含む)で、特に満塁機では7打席連続無安打だが、本拠地・甲子園からもう一度仕切り直す。今季は雨で流れた試合の翌日は4月14、18日も5月2、13日も、9月3日も全勝している。吉兆も味方に、仕切り直すつもりだ。


「やっぱり先発に勝ちが付いてという試合がチームは一番、安定感がある。先発に勝ちが付いてスアちゃん(スアレス)につなげて勝つというのが一番いい形」。2位ヤクルトとは2ゲーム差。ここからもう一度、ドッシリとした戦いを取り戻す。