阪神は16日、今秋ドラフト1位候補の市和歌山の最速152キロ右腕・小園健太投手と面談した。担当の渡辺スカウトが和歌山市内の同校を訪問し、じっくりと話し込んだ。


運命の日まで1カ月を切り、小園は素直な心境を吐露した。


「毎日すごくドキドキの日々を過ごしている。不安も少しあるので、早く当日が来てほしいです」


大阪出身の小園にとって、阪神は小さい頃からよく見ていたなじみある球団だ。今春センバツでは初の聖地を経験し「すごく投げやすい球場だった」と振り返る。また、選手では西勇を参考にしているといい「マウンドでの表情や立ち方が勉強になる」と明かした。


すでに12球団から調査書が届いており、この日は日本ハム、DeNAとも面談した。15分ほど言葉を交わした日本ハムの林スカウトは「自分の考えをしっかり持っている」と改めて好印象を抱いた様子。小園は12球団OKを公言しており、競合になる可能性が高い。


「先発としてローテに入って、2桁勝利できるような投手になりたい」と具体的かつ、高い目標を掲げた小園。超高校級右腕はどのユニホームに袖を通すのか。