阪神が16日、今秋ドラフト上位候補で最速152キロ右腕の市和歌山・小園健太投手と松川虎生捕手と和歌山市内の同校で面談に臨んだ。担当の渡辺スカウトが2人と対面して、それぞれ言葉を交わした。小園は「毎日、すごく緊張というか、ドキドキの日々を過ごしているので早く来てほしい。不安が少しあります」と話した。


3月のセンバツでは県岐阜商に完封勝利を挙げるなど、非凡さを示した。いまは週2回ほどブルペンに入る日々を過ごす。「先発投手として、先発ローテに入って、2桁勝利できる投手になりたい」と目標を口にした。阪神の本拠地甲子園について「甲子園はすごく投げやすい球場だと思います」と話した。


阪神の選手では西勇を参考にしているという。「マウンドさばきですね。プロ野球選手のそういう部分は自分に足りないところばかり。マウンドでの表情や立ち方を参考にさせてもらっています」と明かした。


一方の松川は高校通算43本塁打を誇る。10月11日のドラフト会議に向けて「1カ月を切って、いい緊張感があります。まだまだ練習しないといけない。お話しさせていただいて、強く印象を持ちました。素晴らしい球団だと思います」と気を引き締めた。以前から梅野を目標の捕手に挙げてきた。「梅野さんのストッピングだったり、キャッチングをまだまだ見てやっていますし、学ぶところ。見て学んでいます」と明かした。


この日、2人はDeNA、日本ハムとも面談に臨んだ。超高校級のバッテリーにとって、運命の日が刻一刻と近づいている。