井上一樹ヘッドコーチ(50)は13日、打撃不振で2軍調整中の佐藤輝明内野手(22)の最短復帰を確約しない考えを明かした。20日に再登録が可能で、21日の中日戦から復帰できるが「(現時点では)それはない。2軍で輝よりも成績を残している選手に失礼」と競争を勝ち抜いた上で、1軍復帰することを望んだ。


佐藤輝は35打席連続無安打で、10日に出場選手登録を抹消された。11、12日のウエスタン・広島戦で再出発したが、計8打数1安打。井上ヘッドは「アマ時代を思い出したり、2軍で年上の選手が頑張っている姿を感じながら、また甲子園の大歓声でやりたいと思ってくれたら」と期待した。


また、井上ヘッドは8月27日の広島戦を最後に4番から遠ざかっている大山についても言及。「まだ4番では使わない。7、6、5と来て『気づけば4番じゃん』というのがベスト。前半戦から固定してきたところに最後は着地したい」と完全復活を願った。