◆JERAセ・リーグ◆阪神1-3巨人(17日・甲子園)


阪神は今季8度目の逆転負けで、3連勝を逃した。2回に糸井が先制ソロを放ったが、ガンケルが4回にウォーカーに逆転3ランを浴びた。3日にプロ初勝利を献上した巨人のドラフト3位・赤星をまたも攻略できず、ルーキーの2勝はいずれも阪神戦。初回に3三振を奪われると、7回途中まで好投を許した。以下、矢野監督の一問一答。


-打線のつながりは


「それはよくないよね。ランナーが出る、チャンスはつくれるけど、かえすところでかえせない。ピッチャーはある程度は形になってきたので、だいぶ落ち着き出したかなと思う。あとはそこ(打線のつながり)だけかな」


-赤星には2戦2敗。苦手意識は持ちたくない。


「苦手意識というかね、もちろんいいボールも投げているし、そら簡単にね(打てない)。1年目といえど、いいボールを投げているし、球種も多いし、しっかりしているよね。でも、あそこで、立ち上がりでいかないと。初回の三振、3つやった?めちゃくちゃいいコースに決まっているかというと、そんな感じには見えなかったので。やっぱり早い回で、うちの流れをつくって球数を投げさせるということが、地味だけど必要じゃないかな」


-中継ぎ陣は好投が続いている。


「みんな若いんでね。経験を積んでいく中で(2番手で6回から2イニングの)浜地もすごく内容のしっかりしたもので投げてくれたし、(9回に4番手の)馬場も打たれたけどボールの強さがかえってきて、みんな自信をつけ出しているのかなって思うけど」


-糸井が本塁打など猛打賞。


「嘉男は精いっぱいやっているし『出るところで、いつもやってやろう』という気持ちでやってくれている」


-カード勝ち越しを続けていくことが大事。


「もちろん、そうやしね。いい試合をしたけど勝てなかったのはもちろん何か原因もあるし、やっていかないといけない部分もたくさんある。でも落ち着きというか、そういうところが出始めたところもそうやし、なんとかチャンスをつくるところまでこれている。みんな意気込んで、そういう時に打ってやろうというのは、もちろん出るし。なんとか早く解決できるように。ホームランをボコボコ打つ打線じゃないので。地味なつなぎとか四球とか、今日の向こう(の得点)もそうやけど、四球がつながっている。そういうところもあるかなと思います」