◆JERAセ・リーグ◆阪神2-1巨人(16日・甲子園)


阪神が連日のG倒で今季初の連勝を収めた。矢野燿大監督は7回からアルカンタラ、湯浅、岩崎とつなぎ、初めて勝利の方程式で白星を守り切ったことに手応え。試合後の主な一問一答は下記の通り。


-1点差の勝利で今季初の連勝。率直な気持ちは。


「ずっとね、しびれるような状況だったんでね。何とかここね、頑張ってくれ、頑張ってくれと思いながらみてました」


-初先発で6回1失点のウィルカーソンは。


「コントロールもいいですし、球種もいろんなボールがあるんでね、いろんなパターンで抑える力を持っているなっていうのは、もちろんきょうでもね、出してくれましたし。ここからね、タイガースの大きな力になってくれる投手だなと思いました」


-1点を守り切った中継ぎ陣は。


「どの場面もみんな苦しいですしね、そのなかで湯浅も、今年のなかでも成長していますし、まだまだ成長していってもらいたい投手なんでね。あの一番、中心打者がまわるところでよくしのいでくれましたし、優(岩崎)もね、本当にいつも落ち着いて投げてくれるんでね。最後を任せるしかないと、信じて応援してました」


-久々のタイムリーが大山に出た。打線ものっていきたい。


「もう1点ね、もう2点ととれるところをとっていないっていうのは、もちろん課題はありますけど、何とか勝ち切れたんでね。そういう課題をしっかり持ちながら、臨んでいきます」


-4万人が入った。明日への意気込み。


「満員の甲子園、本当に気持ちいい中で野球をやらせてもらえたことに感謝をしています。波をつくっていこうと、大きな渦となって、チームに波をつくっていこうという話をきのうしたんですけど、その中でもみなさんの応援、パワーで僕らのビッグウエーブにつながると思うので、これからも球場でも、テレビの前でも応援してもらえたら僕たちの力になるので、応援してもらえたらと思います」


-初めて勝ち継投が決まった。


「いやあもう、そりゃデカいよね。どうしてもこっちも迷いっていうのは出てしまうんでね。そういうところで湯浅が八回行って、優(岩崎)がしっかり後ろにいるっていう形で勝てたし。まあタラちゃん(アルカンタラ)もしっかり行ってくれたんで。まあ浜地も現状良くなってきてるし、勝ちパターン以外のところも勝ち星を増やしていくっていうところで必要なんで。そういうところのメンバーはだいぶ落ち着いてきだしたかなって言う感じで。しっかり勝ち切れた、しかも1点差っていうのはまた大きいかなと思います」


-2日続けて円陣で自ら声出し。


「いやいやきのうもね、もちろん同じようなことなんだけど。楽しむっていうか、それを俺の好きな言葉で言ったんだけど」


-色紙に今日は監督が書いた。


「『おもしろがればおもしろがるほどおもしろい。おもしろがればおもしろいことが起きる。おもしろいように起こるからおもしろい』と。だから、こう、毎日深刻にやってしまうし、おもしろがるっていうことがね。なかなかできにくい状況だけれども、やっぱり楽しむっていうのが俺たちの野球の根本っていうか、そういうところにあるんで。そういう言葉にも、何かこうちょっとでもそうやなと思って試合に臨んでくれたらうれしいなと思って。今日は昨日の流れもあったので、俺が書いて」


-改めて連勝は。


「毎日大きいし、さっきも言ったようにどこまで大きくするか、ビッグウェーブにするかは俺ら次第だけど急に3勝、4勝は積み重ねられない。明日の3つ目を取るチャンスを作ったんで、それを3つ4つとして、結果的にビッグウェーブになったなというのを作っていくのが大事。それを作るためにも、俺たちの野球が大事で楽しむっていうこととか積極性とか今まで3年間やってきたことをわかっているんだけど、やっていくことしかないかなって。結果的にこうなったからビッグウェーブになったというところにしていくのは明日にもつながる。それをつなげていくだけです」