◆JERAセ・リーグ◆中日4-1阪神(14日・バンテリンドーム)

阪神は1分けを挟んで6連敗。開幕から17試合で1勝(1分け15敗)は、プロ野球史上ワーストとなった。開幕9連敗を止めた後も2勝目が遠い。

思い切った打線の組み替えも不発。開幕から不動の4番だった佐藤輝明内野手をプロ初の2番で起用したが、その主砲がブレーキになった。3回に先頭の1番・中野が左前安打を放ち、初めて走者が出塁した直後に二ゴロ併殺。6回2死一、三塁でも二ゴロに倒れた。

チームは8日の広島戦の7回以降、佐藤輝の2本のソロしか得点できていなかった。9回には大山が中犠飛で、1点を返すのがやっとだった。5試合連続1得点以下は2012年8月以来、10年ぶりの屈辱だ。

ドラフト3位・桐敷は13日に新型コロナウイルス感染が判明した藤浪の代役で先発したが、初回に捕まった。2死二、三塁から阿部に2点二塁打であっさり先制を許すと、2回2失点で交代。3回に登板した尾仲も2点を失うと、好投手の柳を相手に反撃する力はなかった。

17試合を終えた時点での勝率0割6分3厘は史上最低。昨年は両リーグ最多77勝だったチームが信じられない惨状だ。