◆JERAセ・リーグ◆阪神-DeNA(6日・甲子園)

伊藤将司投手がプロ初完封を目前で逃した。9回4安打1失点と好投したが、勝利まであと1アウトとなった9回2死二塁で牧に中前への同点打を許した。

3回2死一、二塁から楠本を左飛。4回は無死二塁を招いたが、牧、宮崎の中軸を連続の中飛に打ち取り、大和を投ゴロ。2イニング連続でピンチを脱出すると、1-0の緊張感の中、5回以降は危なげない投球を披露していた。

自軍の唯一の得点も自身のバット。5回2死一、二塁から左前適時打を放ち、プロ初打点を記録した。1-0の完封勝利で、自ら勝利打点も記録すれば、阪神では1973年8月30日の中日戦の江夏豊以来の快挙だったが、惜しくも及ばず。9回の味方の攻撃も無得点に終わり、チーム今季初の延長戦に突入した。