◇9日◇阪神-広島(甲子園)


阪神が序盤から劣勢に立たされた。先発の秋山拓巳投手(30)が2回に失点。投げ合った広島・森下投手(24)にスリーバントスクイズを決められるなど、広島打線に飲み込まれていく。


3回は無死満塁のピンチ。2死までこぎ着けたものの、投手の森下に右中間を破る走者一掃の三塁打を打たれ、ビハインドを6点に広げられた。


8日の同カードは延長12回の末、ドローに持ち込んだ。矢野監督は「開幕から苦しいことは苦しいので。今は先を見て野球をやるというよりは、目の前の試合を全力でいくことしかできない。きょう(8日)みたいに全力の中からみんなの気持ちをつなげてやっていきたい」と話していた。


阪神は開幕9連敗の後、今季の甲子園初戦だった5日のDeNA戦で初勝利を飾ったが、6日のDeNA戦、8日の広島戦と続けて延長12回を戦い、1敗1引き分け。2勝目が遠く、敗れれば早くも借金2桁となる窮地だ。