管理業務主任者・登録実務講習 | とらねこのブログ

とらねこのブログ

ぼちぼち再開中

とらねこは、この週末、管理業務主任者登録実務講習を受講してきました。

 

管理業務主任者の登録を受けるには、試験合格に加えて、2年間の実務経験が必要ですが、登録実務講習を受講することで実務経験に代えることができます。別に管理業務主任者として働く予定はないのですが、せっかくなので受講してみることにしました。


受講してきたのは、プライシングジャパンが開講している講習。東京まで行ってきちゃいましたよにひひあせる

会場は、水道橋駅の近く。昭和30年代半ばという感じの、古いというより、しょぼい建物でしたが、教室は古さが気になることはありませんでした。ただ、噂に聞いていたとおり、トイレが少ないのが困りものでした。
なお、今回の参加者は26人。教室は80人ほど入れそうな大きさでしたので、かなり余裕がありました。

 

 

初日は午前9時から午後7時まで、2日目は午前9時から午後5時まで。昼休みはあるものの、講義55分・休憩5分というきつい時間割でした。おそらく講習時間が決められているのでしょう。

講義は概ね、各コマの冒頭10分くらい社長さんのお話があり、残りの時間は担当者によるテキスト解説という流れでした。

社長さんのお話は、ご自身が入居しているマンションの理事長として取り組んでみた実例の紹介が中心でした。マンション管理業者が管理組合からの信頼を得るには、そうした提案を管理業者から出していけるようでなければいけない、ということのようです。本当にマンション管理業者の仕事なのかなという話もありましたが。いずれにせよ、とても商売上手でおもしろい社長さんだというのは思いました。
担当の方のテキスト解説は、基本的にはテキストの内容を説明していくというものでしたが、退屈で辛いとまでは感じませんでした。社長さんコーナーがある分、55分間フルにテキスト解説というわけではありませんが、それだけでなく、担当の方が大勢の前で話し慣れている感じで、テキストを読み上げるにも、はっきりとメリハリのある声だったというのも理由の一つかもしれません。もちろん、実際の仕事での経験談など、おもしろい話もありましたよ。

あと、これも噂に聞いていたのですが、受講者を4人ずつのグループにして、自己紹介や意見発表、意見交換の時間があります。初日午前の自己紹介のほか、初日午後、2日目午前、2日目午後にも各自持ち時間1分で意見発表がありました。管理業務主任者の仕事は、(「コミュニティ力」って言ってましたが、おそらく正しくは)コミュニケーション力である、というのが主催者の持論のようです。
たしかに、実際の仕事では、総会での報告や、理事会対応、日常のトラブル対応など、人と話す力が問われる場面が多いのでしょう。この1分間の経験が何かの役に立つわけではないでしょうが、資格だけで座って楽にこなせる仕事じゃないんだということを思い出させるという点では、意味があるのかもしれません。資格コレクション的な受講者には、ちょっと辛いかもしれませんが、せいぜい1分間なので、大したことはありません。

修了試験は、正誤問題25問と、重要事項説明書などの穴埋め三択25問。事前に配布されていた演習問題とほぼ同内容です。講義の中でも、出題される箇所は、それとわかるように強調してくれるので、よほどでない限りいくつも間違うことはありません。
答ができた人から順に採点してもらい、その場で修了証書を手渡してもらいます。全員の採点が終わった後、登録手続の説明があって終了。終了時刻は午後5時半すぎでした。

協会のほうの講習がどのようなものかはわかりませんが、もっと退屈なのものではないかと想像しています。関東在住で、費用を節約したくて、死ぬほど退屈なのは嫌で、1分間の自己紹介に耐えられる人には、プライシングジャパンの講習のほうがお勧めかもしれません。