何事も形から入る私は、走る時もテニスの時も、アディダスと

ナイキのウェアを愛用しています。

いつもキャップからソックスまで統一・・。


さて、先日ふらりと入った書店で面白そうな本を発見。


それがこちらです。



とらさんのブログ

















ウェアを愛用しておきながら、

アディダスとプーマの創始者が実の兄弟で、川を挟んで

住み、いがみあっていた、

なんてことはまったく知りませんでした。


面白そうなので買って読んでみることにしました。


ところが・・・



正直言ってしまうと面白くありませんでした。


時代の移り変わりと、その時々で商機を見逃さない人々、

兄弟や両親との確執、ナイキなどライバル会社とのシェア争い、

踊る巨額の金銭、

題材としては本当に面白いです。

有名選手も実名でたくさん登場します。


こんなに面白いテーマでなぜこの本が面白くないのか・・


そこで気づきました。


この本、


「・・・・・だった。」


「・・・・・だった。」


「・・・・・だったのだった。」



ひたすらこればっかり。

これが訳者のせいなのか、著者のせいなのかは分かりませんが

まるで年表を読んでいるようです。


膨大なリサーチには感心しますし、スポーツビジネスの裏側を

知れるという点では興味深いのですが、文章に魅力がなさすぎです。

最初のほうこそちゃんと読んでいましたが、後半は耐えきれず

すっ飛ばして読んでしまいました。

なんだか惜しい本です。


そして、この本を読んだあとは、「あ、この国はアディダスのウェアだ!」とか

そんなことばかり気になってしまいます。


W杯ももうすぐなのでタイムリー、と思ったら

この本、4年前に出版されたものでした。

前回のW杯の時にタイムリーだったんですね。




アディダスvsプーマ もうひとつの代理戦争

著者:バーバラ・スミット  訳者:宮本俊夫

出版社:RHブックス・プラス―ランダムハウス講談社文庫

価格:820円

★★★☆☆