「地球最後の男」
![1;地球最後の男](https://stat.ameba.jp/user_images/97/35/10062660659.png?caw=800)
「地球最後の男」
(伊=米 1964年 白黒です。
製作総指揮 サミュエル・Z・アーコフ
監督 シドニー・サルコウ ウバルド・ラゴーナ
原作 リチャード・マシスン
出演
ヴィンセント・プライス
エマ・ダニエリ
ジャコモ・ロッシ=スチュアート
クリスティ・コートランド )
(^・x・^)y─┛~~~~
最近また『アイ・アム・レジェンド』って原題でリメイクされてるようですので
![2;リメイク3](https://stat.ameba.jp/user_images/95/46/10062660660.jpg?caw=800)
またってのは『オメガマン』でヘストン卿が演じられてたからね。
![3;リメイク2](https://stat.ameba.jp/user_images/4d/cc/10062660662.jpg?caw=800)
主演:ヴィンセント・プライス ってだけで『カルト認定』です。
中古で見かけたら(たぶんないでしょうが)ゲトしましょうね。(`・ω・´)b
ヴィンセント・プライスさんっていうと
「蝿男の恐怖」シリーズの科学者のお兄さん役とか、マニア人気の俳優さんです。
これも例にもれずに評価の高い作品。
![4;プライスさん](https://stat.ameba.jp/user_images/3b/74/10062660665.jpg?caw=800)
*****【プロット】*****
地球に未知のウィルスが蔓延した。人類の殆どは感染し、死に絶えてしまった。
死者は蘇り、夜には大挙して徘徊しながら血を求めていた。
ここの光景は『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』のシーンそっくりです。
(こっちが先だよ)
吸血鬼ウィルスのために世界の人間は死に絶えたと思われた。
『(神に「最後の人間として」)選ばれた』研究者ロバート・モーガンは3年間、
昼の間に吸血鬼狩りを行い、屍体を焼き、
夜は部屋に籠って吸血鬼を避けるという生活を送っていた。
彼には「パナマで蝙蝠に噛まれたのが原因か?」
耐ウィルス性が備わっていたのだ・・・・。
![5;08-05-05](https://stat.ameba.jp/user_images/2c/e8/10062660667.jpg?caw=800)
(吸血鬼は生きている主人公ロバートの家を取り囲み
木などでドアをたたいたり
車のロバートを襲ったりしつつも彼を殺すまではできない状態。)
ニンニクと鏡が苦手で『串刺し』で吸血鬼を退治している光景は
この当時は『ドラキュラ系』としても扱われてますね。
彼の妻も娘もウィルスで死んでおり、墓堂の「妻の棺」を前に泣き崩れることもある。)
![08-05-05](https://stat.ameba.jp/user_images/76/05/10062660724.jpg?caw=800)
*土葬したが蘇ってきた妻*
街にはもう生存者はいない。無線にも応答がない。
「吸血鬼よけの」ニンニクが枯れては新しいのを入手し
ドアに架けるのだ。
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ある日、かれは「生きている女性」を発見した。
女性を連れて部屋に戻ったモーガンは
彼女がウィルスに罹っていることに気付いた。
彼女は『生存したグループの1員で、ワクチンを打ちながら生きている』状況で
モーガンが「吸血鬼」と思って昼に刺し殺したものには
「生存」したグループの人間が多かったことを聞く・・・・。
そして夜になり、彼女の仲間がモーガンを殺しにやって来た・・・・。
教会に逃げ込んだモーガンは銃撃され、刺し殺された。
「お前らは突然変異のフリークスだ、おれこそが地球最後の男だ・・・・」
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彼は『新たなる人種の存在を知らずに』感染者たちを
忌まわしい『吸血鬼』として殺していたため
今や殺されるべき人間となっていたのだ.....。
(毎日仲間を殺しにくる「旧人類」のロバートは
彼らにとっては「恐怖の伝説」として扱われていた)
★原題『I AM LEGEND』はそういう意味です。★
ロバートの作ったワクチンでスパイ役の女は助かる。
ロバートが死んだのを確認し、女はグループの幼児に言う「もう心配ないわ・・・・」
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プロットとしてもシーンも「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」に流用されてる部分が多いかな。
こちらは若干『吸血鬼もの』色が残ってますが。
●作品全体に漂う救いのない作風
●果てしない孤独感
●無力で家族を死なせたことへの悔悟
など主人公の苦悩がよく表現されてます。