こんにちは。

引越しでダンススタジオがぐんと近

くなったので、交通費が安くなった

分、バレエレッスンも増やそうかな

と目論んでいるトラミです。


前回【3】の続きです。



生活環境がガラッと変わるのだから、

引越しは人生のイベントの中でも割

と大きい出来事なんだなと改めて思

いました。

 

あんなに張り切った引越しなのに、

引越し1週間前ぐらいになると、私

達夫婦に奇妙な現象が起きました。

2人して気分が落ち込むようになっ

たのです。

もともと、階下の騒音がもう限界

で、アパートの変な雪かきルールに

も嫌気がさしていたし、この際住む

環境を変えよう!と、夫婦で前向き

になるための引越しなのに。

断捨離の手が止まり始め、毎日ちょ

っとずつ進めていた荷造りの手が

止まり。

2人で「なんかわかないけど、なん

か落ち込むよね。」と。

もしかして、引越しって環境の変化

だから、環境の変化がストレスにな

っているのか?と思い、ネットで検

索。

すると出てきました、「引越しブル

ー」という言葉が。

マリッジブルーと似た精神状態のこ

とで、長年慣れ親しんだ環境から変

わってしまうことからくるネガティ

ブな気持ちのことを「引越しブルー」

というんだそうです。

夫と「まさにこれか〜」と妙に納得。

アパートの住人との相性の悪さや、

地方特有の不便さにイライラしては

いたけど、4年も住むとさすがに体

は慣れていたんですよね。

地方だから空気はいいし、人は少な

いし。

階下の騒音だけがうるさいだけで、

街は静か、夕方にもなると真っ暗

で、夜には怖いぐらいの星空。

不便ながらも、ウォーキングコース

は気持ちが良かったし、それなりに

愛着がわいたところもあったのかも。

 

そんなわけで、4回も引越しを経験

してきた私達夫婦は、5回目にして

初めて「引越しブルー」を経験し、

日々の雪かきの疲れも重なり、体調

を壊したりもしました。

でも、この「引越しブルー」は引越

しが完了すると、何事もなかったか

のように元に戻りました。

引越し先が想像していた以上に快適

だったからかもしれませんが。

環境の変化に対応するのが難しいと

言われているアスペの夫だけでなく、

私まで引越しブルーになり、年齢的

なものもあるのかな?と思いました。

20代の頃なんて引越しなんかなんと

も思わなかったのに。


4回にわたって「アスペ夫エピソード

〜引っ越しは大イベント」を書いてき

ました。

自分の片付けだけに集中してほしいの

に、勝手に私の持ち物を捨てようとし

たり、私の気持ちが追いつかないのに

どんどん引っ越しの話を進めたり、ア

スペならではの困った出来事もたくさ

んありましたが、のんびり屋の私を引

越しさせるには、これぐらいの強引さ

があってちょうどよかったのかもしれ

ません。

おかげで、今は快適な新居で穏やかな

新生活を始めることができました。

アスペ夫とのビッグイベントは本当に

バタバタですが、今回はアスペの行動

力の早さ、強引さ、こだわりの強さに

背中を押してもらったようです。


読んで頂きありがとうございました。