先日、ご縁があって上尾市のロードスター専門店「ユーノスター」さんから譲って頂いたハードトップを再塗装します。

※画像では解りませんが、私のロードスターは1.6リッター、購入したハードトップは1.8リッターのもので、同じ白でも違う白色なのです。

 大まか美品でしたが、キズや汚れも有りますので、ここは全て直して綺麗にしておこうと。

再塗装して貰うのは技術と信頼の板金職人、蒙古タンメン◯本の申し子、オートカラー・クジライの総帥、鯨井氏にお任せ致しました。

私のロードスターは鯨井さんの手でほぼ全塗装されておりまして、彼の仕事に不満を覚えた事は1度もありません(`´)俺的満足度17年連続1位(自動車板金の部)です。

そして更にNAロードスターの鬼、△さんから再塗装の時に捨てちゃうゴムのモール部品を譲って頂きました(△さんはロードスターの新品部品の殆んどを自宅でストックしている)

※左側が「NAロードスターの鬼」△さんの愛車。新車で購入したロードスターは未だに目の中に入れても痛くないと言う存在(ФωФ)
※譲って頂いたハードトップの部品たち。これで塗装も素早く進行するというものです(`´)


 大概の自動車は高価な耐久消費財、商品として購入後10年位して故障等がかさみ始めると乗り換えられ、捨て去られる訳ですが、非常に勿体無いです。私や△さんの様に1台のクルマを30年近く乗ってると、色々とクルマから教わる事が多く、クルマを介して面白い人と知り合ったり、人生にすら影響を与えられる事も珍しくはありません。先の上尾市の「ユーノスター」の社長さんだってロードスターが好き過ぎてお店始めちゃった口ですから。

せっかく自分で働いた、大切なお金と時間をかけてクルマを買ったり維持する訳ですから、そのクルマから何かを教わったり学んだりしないとスゴく損だと思うんですけどね…

若かった頃の私は、ロードスターに物事の考え方のヒントを教わって、今の自分のお店に投影させました。

正確に言えば、ロードスターを造った人達の考え方です。


ロードスターは出来上がったら単なる商品ですから、やっぱり学ぶとしたらどーしてこうなってるの?どーしてこうなった?造った人はこれを何故にこうやったんだろう?だと思います。

それが無いと単なる消費するのみの行為に終始する事になってしまって、子供のおもちゃじゃないけど、買った途端、手に入ったらすぐ飽きちゃって、もう次の消費のターゲットを探しだして、無限の消費ループにはまり込んでしまうという…そして全ての良き出会いや小さな気付きにも鈍感になる一方なんじゃないでしょうか。