過日、いつもトラ店が大変にお世話になって居る、埼玉県北本市にある変態の集う素敵なお店、ベルギービール専門店「いしみや」に個人的にも大変に美味だなあ、と感じて居て大好きなベルギービール「ドゥ・ドクトルヴァン・ドゥ・コールナール」の主宰にして醸造家のロナルド・メンゲリック氏が極秘に来店されました(`´)

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↑トラ店でもレギュラーのコールナール。


先月辺りに「いしみや」の伊藤社長から「ちょっとまだ詳細は分からないんだけど、コールナールのロナルドさんが、7月アタマに来るよ」と聞かされ、本物のベルギービール醸造家、それも天才、鬼才の名を欲しいままにしている新進気鋭のロナルドさんが、いしみやにご来店となったら、そりゃあもう会いたくて会いたくて震えますよ(`´)

ロナルドさんのビールは、大麦、小麦とホップのみを使用したストレートにその醸造所の実力が分かる旗艦「ノブレス(高貴)」スコットランド・アイラ島の銘酒「アードベック」の樽で5ヶ月間寝かせて出荷する「アンブラス・ピートオークエイジド」大麦、小麦、ライ麦と3種の麦を主原料にし、更に「松脂」!を副材料にする「フィネス」、今、クラフトビール界で流行ってるIPA 「インディアン・ペール・エール」ドライな風味が好まれるIPAにあえて、甘くまろやかな風味が出る小麦を使った「クリムパシオネル(狂気的殺人)」等々、閃くアイデアを伝統的な手法と確かな技術で「美味しい」所に着地させる、ちょっと得難いビールなのであります。奇抜さと美味しさがバッチリはまってるのです。

言うなればハーベイ・ポスレスウエイトとエイドリアン・ニューエイを足して2で割った感じがロナルドさんか。いやゴードン・マーレイも混ざるかな。

して当日。

午前中11時半。まだ布団の中でぼんやりして居る所にいしみや社長・伊藤さんからLINEが。

「今からロナルド来るって!」

ぬな!!ゞ(`')、今からか!?急だが、ぼかぁ、昼間は大抵暇ですからすぐ支度してレッツラゴン!!

熊谷の自宅から、広域農道をユーノスを飛ばして約40分、13時前にいしみやに到着。

まだロナルドさん御一行は来ておらず、伊藤社長と2人でソワソワ。しかも急な告知だった為に、他のベルギービール変態達は誰一人として来て居ない!(`´)

埼玉県のベルギービールファンの皆、惜しかったね…土曜日の午後イチで結構お仕事中って人も多かったね、残念です。

程なくロナルドさん到着。

「伊藤社長、どうしよう?俺らドアの両端に土下座して待たなくて良いのかな?」「大名行列じゃないんだから!(`´)」

ロナルドさんとロナルドさんのコーディネーターのベルギーの方、それとロナルドさんのビール・コールナールの輸入元のお二人。

ロナルドさんはビジネスマンと言うより研究者みたいな方で、天才、奇才と言われたベルギービール界の寵児でありますが、良くも悪くも有名人にありがちな「圧」みたいのは無い、物腰の柔らかい、物静かな方でした。

ここでいしみやにあるコールナール醸造所製ビールを乾杯!ぼかぁクルマなんでお茶で乾杯!(´-ω-`)

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ロナルドさん自ら、美味しいコールナールの注ぎ方をレクチャーしてくれて、伊藤社長も俺も思って居た注ぎ方、飲み方と違い目から鱗(笑)

ロナルドさんは15歳からビール醸造所で働いて居た根っからの方で、今のコールナール醸造所は2007年に立ち上げました。

ベルギービール醸造所としての歴史はかなり若いのですが、ジトスビールフェスティバルと言う、世界中からビールファンや醸造家が集まる大きな催しで、500を越える銘柄からファンが選ぶコンシューマーアワードに、これまで3回選ばれて居ます。3 times Championはその歴史の中でもロナルドさんだけなのです。

場も和み、そろそろロナルドさん御一行は次の来訪地に参じなければならないので、皆で記念撮影。ロナルドさんにサインも頂きました。これは家宝になりましたね。

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↑左端のメガネの方こそ天才醸造家・ロナルド・メンゲリック氏!(`´)

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コールナールのビールは確かに飲み物なんですが、ぼかぁ既にビールを越えてひとつの作品みたいな受け取り方をして居ます。だので作品のファンとしてはやっぱり作家さんにお会いしたくなります。その願いがいつもお世話になって居るいしみやさんで叶ってしまいました(笑)今回はこの様な素晴らしいチャンスに恵まれて、いしみやの伊藤社長、わざわざ日本に来てくれたロナルドさん、そしてインポーターの本間さん、藤田さん、本当にありがとうございました!