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うちわ祭りも終わり、気象庁の梅雨明け宣言も出て(関東地方)なんだか気持ちがソワソワして来ました。

個人的にはソメイヨシノの開花宣言より、夏蝉の初鳴きを聴いた時の方が嬉しい、やはりバイクに乗る人間には、夏は心をざわつかせます。

てな理由で、どっか日帰り出来て、なるべく涼しげな場所に行きたく思い、福島の磐梯吾妻スカイラインに行こうと思いましたが、天気予報に依ると曇り→雨・帰宅時間の頃、宇都宮辺りで激しい雷雨・みたいな感じだったので断念。

だのでその日は比較的天候の安定して居そうな信州・安曇野→大町→白馬辺りを走ってみようと関越道の人となりました。

もう20年前、わたくしはユーノス・ロードスターで日本の海岸線を全て走破する旅に出ました。
5月の連休明けから8月末まで日本中をロードスターでほっつき走り、その旅が終えた頃、今から思うと「燃え尽き症候群」になっておりました。

勿論、無職でしたし、アパートから外出もせず、1日中本を読みながらゴロゴロして居ました。

その頃、凄く読み込んで居たのが丸山健二と言う小説家で、なーんもする気がしなかった私が旅を終えてから1ヶ月以上経過した10月初旬、丸山健二の住む信州・安曇野や大町を見に行ってみよう、と久々にまた、ロードスターのコクピットに収まり、幌を開け放ち、熊谷から安曇野まで下道でシコシコ行ってみたりしたのでした。

今から思い出しても、まあ有意義な20代だったかなあ、人並みの遊び(若者的な)を全くしませんでしたが、自分のしたい事はやれていた気がします。

そんな昔の事を、道すがら思い出しながら到着した安曇野・大町・白馬。

結局、北アルプスが全く見えない程の低い暗雲と雷雨の予感に気圧され、すぐにまた熊谷に退きかえしてしまいました。

途中までは、いっそ糸魚川まで出て、一泊して帰ろうかなあ?等と考えて居ましたが、全て黒い雨雲に敗けました…(-_-;)

それでも良い気分転換にはなりましたね!