最近、CMなどで、結構プロレスラーを見かけます。

私の少年期は、プロレスはテレビのゴールデン枠で毎週放送していて、身近なコンテンツでしたが、K-1とPRIDE等、総合格闘技に圧されてしまいましたね。プロレスにはK-1や総合格闘技と違う魅力があるんですが…

最近のCMで、やたらとプロレスラーが出て来るのは、その手の仕事現場で、我々の世代(45歳)の人が、それなりの実権を持ち、自分の少年期に憧れたプロレスラー達にオファーを出してるのも、プロレスラー達のメディア露出が増えたひとつの要因かな?と私は思います。

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で、長州力。

この人は全盛期に一時代を築きました。私も中高生時代、大好きなプロレスラーでした。

長州力はマスコミが大嫌いで、業界紙の取材すら中々受けない。サッカーの中田英寿やイチローみたいな選手でした。気に食わないと、テレビ朝日の女子アナ(当時は女子アナと言う言葉は無かったが)さえ、カメラの前で怒鳴りつけてました。

「怒り」「反骨」を徹底的に自分の個性にしていましたが、最近はバラエティ番組などにちょいちょい出て居て「長州力も随分と丸くなったなあー」と思い、少し複雑な気持ちでテレビを観たりしていました。

ところが先日。

茂木さんと言う脳の先生をコメンテーターにした「脳が騙される」とはどういう現象なのか?みたいなテーマをくっつけたドッキリ番組を観ていたら、長州力が騙される側で出て居たんです。

偽の超能力者に偽の催眠術をかけられる、と言うドッキリ。三つ数えたら、今、座ってる椅子から立てなくなる、と言う場面でしたが…

一回目。

「俺、立てちゃうな」と長州。すぐに椅子から立ち上がります。

催眠術二回目。

「立てるよ…」と立ち上がる長州。

催眠術三回目の前に、偽の超能力者とスタッフが、長州にプレッシャーを掛けるべく「長州さん、かからないぞ?」「これじゃあ、番組にならないな…」等と、わざとらしいミーティングを長州のすぐ傍らで始めたその時。

「これさあ、マジだよな?!」

「これマジじゃなかったら、キレるぞ…!!」

長州にプレッシャーを掛けるつもりが、逆に長州の怒りモードに現場の空気がキーンて凍り付く(-_-;)

そして偽の催眠術三回目。

目を閉じて、椅子に座って居た長州は、少し時間を置くと立ち上がり、

「よし!帰るぞ!!」

と騙す側のスタッフに目もくれず、部屋を出て行き、その時に近くに居た自分のマネージャーに一言、

「おいコラ、○○!!(マネージャーの名前失念)てめえ、俺を舐めてんのか?!」

怖い!!このおじちゃん怖い!!

相手が自分の中の線引きを越えたら、波風立たす!ケンカは仕方無い!と言う、昔の長州力の美学はまだ健在だったんだなあ!と観ていて笑ってしまいました!

だけど、この自分が騙されるドッキリ番組の少し前、長州力はあるドッキリ番組で騙す側を嬉々としてやってたんだよなあー(-_-)

そんな我儘振りも健在て事かな(--;)