ニュースを見ていたら、都内在住の50代の医師が、18歳まで育った気仙沼の被害を見るに
見かねてホンダVFRを駆り、そのパニアケース一杯に薬や医療物資を詰め、10数時間かけて
現地に入り、現場に飛び込み、医療活動を開始したと報じて居た。
現地の医師は「ただでさえ医師不足の地方都市に、本当に有難い」と感謝して居た。
その医師は、ヒゲ面の皮パンのオッサン、色も黒く、どちらかと言うとガテンな感じな風貌。
自宅に妻と中、高校生の娘二人を残して着て居た。やはり最初は反対されたとヒゲは言う。
残して来た家族のインタビューを放映して居た。家のリビングに小さな熱帯魚水槽があった。
大体、医者のバイク乗りはBMWと相場が決まってるが、VFRの前はカワサキだった様だ。
周りからは変わり者、と呼ばれているかも知れない。
先日、当店に飲みに来た医大生ふたり。
帰りに私が「雨が降ってるね、大丈夫かな?」と言うと、彼等は笑いながら「全く問題無いですよ」
と言って帰った。勿論、熊谷市の雨には何も問題は無い。騒いで居るヤツが問題だが。
私もオートバイに久々にワックスをかけた。
このオートバイで、4年前に東北ツーリングをした。
気仙沼も勿論立ち寄った。日本屈指の漁港であった。思い出の宿、お店も心配だ。
オートバイを洗車すると、水気を払う為にそこら辺を一回りする。
自販機で缶コーヒーを買い、何時もの福川の土手で小休止する。
福川の土手から川を見下ろすと、渡りの鴨達の数が少なくなっていた。北に帰ったのだろう。
春は近づいて居ます。