これは有名な棚田の千枚田です。
こういう棚田は、日本全国の平地が少ない土地に行くと必ず目にします。
日本人のお米に対する執念を感じます。
お米ってのは、麦や大豆や芋とはまた違う、何か独特の宗教的な、敬虔な気持ちを日本人に
感じさせますね。
この感覚が前から不思議だったのですが、最近読んだ本で合点がいったんですね、ああ、そういう
事かあ、と。
結局、神話時代からしてお米の出来不出来がかなり重要なんですね、日本は。祭りなんかもそれに
関連したものが多いのです。
主食であり、尊いものであり、感謝の対象となる有難い穀物がお米なんですね。ライスでなく。
私が田んぼがやたら気になるのも、少しはそんな気持ちがあるからかも知れません。