7日の日曜日の夕方6時過ぎ、元二輪世界GPレーサーの阿部 典史さんが、前を走っていた
 トラックがUターン、進路を塞がれ自身のビッグスクーターで追突、亡くなったらしい。 
 (現在は国内の1000CCクラスで活躍中だった) 
  
 
 片側2車線道路で、トラックはUターン禁止を破り・・・、どうして、そういう調和を乱すかな? 
  
 しかも夕方、交通量だって多かっただろうに。 


 
 93年に国内2輪レースに18歳でデビュー、いきなり総合優勝。 

 
 94年からは当時の世界最高峰GP500(4輪でいえばF-1)にフル参戦。 
 
 95年に日本GPで優勝。 
 
 当時、バイク乗りの友達が  

 
 「ノリックがこんな偉業を成し遂げたのに、ニュースにもならねえ。スポーツ紙もサッカーと
  野球の記事しかねえ。世界最高峰の戦いで、日本のバイクで日本人が勝ったんだぞ!!」 
  

 と息巻いていたのを覚えている。 
 
 
 阿部 典史。 
 
 
 32歳。WGP通算3勝。表彰台17回。  

 
 4輪のF-1に匹敵するこのカテゴリーで、日本人が、日本製のバイクがこんな活躍をしている 
 事を、我々日本人は殆ど知らない。 
 
 
 世界で活躍しているレーサーによれば、逆に欧州での日本人ライダーの知名度は高く、よく
 レストランなどで思いがけない歓待を受けるらしい。
 
 
 でもね、悔しいけれど、レーサーがバイクで亡くなってはいけないですよ・・・。 
 
 
 ショックですよ・・・。  
 
 
 加藤 大治郎選手は鈴鹿でレース中に亡くなって、あの時も本当に気の毒だった・・・。


 明るい、楽しい個性の、速いレーサーだったノリック。 
 

 
 慎んでご冥福をお祈り致します。