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今年の初めにお客様からお借りした小説(22年前、日航機墜落事故当時の、群馬県ローカル
新聞社内のベテラン現場記者を描いた作品) を読んで、谷川岳の一ノ倉沢という場所に興味を
持ちました。 
 
墜落現場は長野県、埼玉県の県境近くの群馬県御巣鷹山でしたね。主人公は、墜落事件が
一段落すると、社内の友人と、谷川岳の一ノ倉沢を登る約束をしていますが、友人は過労に倒れ、
最終的にはその息子と一ノ倉沢にアタックするのですが。 

「日航機墜落の日」の事はよく覚えています。夏休み、私が17歳で、バイクの中型免許 
(現在の普通2輪)をガッコに内緒で取りに行っていて、その帰りの夕方、バスの中で第一報が
ニュースで流れたのです。 

夜に物凄い雷雨があり、8時を過ぎる墜落が確定し、国道299を秩父からも消防車がすっ飛んで
行ったのを、とんかつ屋さんのバイト中に眺めていました。

そんな大型消防車なんか入れる所では無かったのですが、情報が混乱していたのでしょうねえ・・。

先日購入した、「山の仕事、山の暮らし」 高桑 信一 著 つり人社 刊 という本に、
群馬県警の谷川岳警備隊の話があり、是非一度、クライマー達が挑んで止まないこの岸壁を
見てみたい、と思いトラを走らせました。

自宅から関越で約2時間、対面交通もままならない国道(酷道)291を登り詰め、その威容を
直にこの目で見ました。

暗雲が垂れ込め、その全容の半分以上は隠れていた感じの、谷川岳、一ノ倉沢。 

真っ青な夏の空と真っ白い入道雲に、真っ黒い雨雲が湧き出たり、千切れて消えたり。 

残雪があり、恐ろしい美しさ、形容し難いものを感じました・・・。

その落差が1000メートル近いと言う切り立つ壁は、もの凄く迫力がありました。

途中の土合駅、慰霊碑、高く積み上げられた石、何か一種、異様な迫力を感じました。

途中アクシデントがあり、あまり長く一ノ倉沢を見ていられませんでした。

近々また、訪れてみたいと思いました。