朝青龍が仮病でモンゴルに帰り、中田ヒデとサッカーに興じてたそうで。
 
個人的には、どんどん小物化する各業界の中で、ある意味ジャイアニズムを通す彼は稀有の
存在だ。
 
「地方巡業よりも、モンゴルでヒデとサッカーしたい!」

と仮病を使いそれを実行してしまう、彼の人格はまず小学生並みだ。

バレない訳が無いだろう。それを何とも思わない天真爛漫さが、ムカツク向きもあろうが
兎に角スゲエ。
 
地方巡業を反故にされた地域の力士が、今や超悪役最狂横綱に成り果てた朝青龍に一矢報いる、
なんてアングルが組まれれば面白くなりそうだ。
 
そして彼が大相撲を辞め、K-1や総合格闘技に転向する、という仰天報道がなされたが
やめた方がいい。彼はその世界ではただのひとつも勝つ事は難しいだろう。
 
F-1マシンがラリーに出て勝てるか? 

力士とはそれ程特殊な環境でのみ勝負に出られる、精密機械なのだ。

相撲とはである。

足裏以外の体の一部に土が付いたら勝敗は決まる。

それは、それ以上相手を追い詰めない、破壊しないという武士道精神に基付く掟なのだ。

総合格闘技とは、倒した相手を更に追い詰め、完全に相手を無力化させる勝負なのだ。 

パウンド・・・、相手に馬乗りになり顔面に振り下ろす鉄槌にさえ、恐ろしくハイレベルな
攻守の技術が要求される。ジャンルの頂点とはすべからず、そういう本質を含んでいる。

そこには相撲の美学とは相容れない、勝負論がある。

優劣では無く、ジャンルの高い壁なのだ。コレを越えた男はそうは居ない。

モンゴル人は思慮深く、旅人に優しい民族だと伝え聞く事が多いが。

ただ、親方、朝潮は可哀想だなあ~~~。

放任主義のツケか?(笑) 

がんばってください!