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昨年6月に納車となったトライアンフボンネビルT100が7000キロを走破しました。
 
これからトラを買う方の参考になります様に、素人ながら雑感を記してみます。
 
まずイギリス製のバイクなのですが、故障は今の所ありません。(納期は約2週間でした) 
2枚目の画像にある、エンジンのヘッドの部分のガスケットが弱く、オイルが滲む程度。
床まで滴る程は漏れません、シリンダーフィンまでは漏れたオイルが伝わっていった跡がありますが。 
 
このオイル滲みは、購入元の「トライアンフ埼玉南」でも「仕方無い」事扱いだそうです。
 
6月の1年点検時に無料でガスケットを交換して貰い、処理しても駄目なら諦めます。
個人的にはそれ程は気になりません。
 
「新車でオイル漏れなど許せん!」という方にはトラは向いてませんねえ・・・。
 
あと改造点は港区は芝のスペシャルショップ「ブリティッシュ・ビート」のマフラー。
 
これはそれ程音量も大きくなく、大人なカスタムマフラーです。
昔のトラの純正マフラーで、形もこじんまりしていていいと思います。ノーマルマフラーで
音が少し寂しいヒトにはオススメです。 
 
油温計は「トライアンフ横浜」の商品です。注文後、わずか1日で届きました。
大排気量の空冷車ですので油温はしっかり管理したいです。夏場は軽く油温が110度を
超えるので、その都度クーリング・・、一休み入れてます。あと夏場の熱気がキツイらしいのですが、
80年代の単車しか乗ってない私には特に気になりませんでした。フルカバーの水冷車等から
乗り換えると、エンジンの熱気がライダーには辛く感じるのかも知れません。 
 
純正のガソリンキャップのは鍵が掛からない(!)ので、安心のため鍵付きタイプに換えました。

純正の使い捨て紙フィルターを、再使用が何度も可能なK&N製に交換しました。体感できる変化
はありませんが、きも~ち吸気音が大きくなりましたか・・・。
 
あとはハンドルを手前に寄せたり、クラッチレバーとブレーキレバーもグリップと水平に 
したり、ポジションを自分好みに合わせてあります。僅か数センチの違いでも操作性が上がり、
疲労も軽減できます。 
 
7000キロ付き合ったトライアンフ・ボンネビルT100は、とても素直でいいバイクだと
思います。70馬力程度なので、凄まじい速さは望めませんが、アメリカン等と違い、自由度
の高い操縦性で、「バイクを操作する」という本来の楽しみも存分に味わえ、なおかつ
所有する楽しさ、趣味性も高い一台だと思います。 
 
ハイオクガソリンを街乗り主体でリッター16キロ程、遠出をすると20キロ程度の燃費でしょうか。 
あまりいい値ではありません。
 
よく言われるめっきや塗装の不良も私の個体にはまだ見られません。ただ電装パーツを保持する
ゴム部品の寿命の速さは閉口モノです。すぐひび割れを起こすので、注意が必要です。 
 
総じてごく普通に取り扱えるバイクであり、よい意味で国産車と同等感覚で付き合える
のでは無いでしょうか?「乗りやすさも性能の内」という考え方に照らし合わせれば、その性能 はかなり高得点だと思います。ただ、取り扱い店が非常に少ないので、そこが最大のネック
かも知れませんね。試乗はおろか、現物を見ないで購入に踏み切ってる乗り手も多いそうです。 
 
現存するメーカーで最も古い歴史を持つトライアンフ社ですが、何度か経営を破綻し、現在の形に
落ち着いています。日本ではまだまだ少数派ですが、サービスの向上も含めがんばって欲しいと
思います。