イメージ 1

10年モノのバーヴアーのオイルドジャケットに買ってから初めてオイルを
再塗布しました。 
 
これは新宿の伊勢丹のA&Fカントリーで購入したもので、この「GAME FAIR」という
モデルがカタログ落ちするってんでやたら安く売ってたんです。 
 
前から欲しいジャケットだったので、(色も一般的なセージグリーンでなく錆色が良かった)
速攻で買った記憶があります。地味なジャケットなので、女性受けはサイアクですが、
  (実際女性が着てるのを見た事がない。セレクトショップには稀に見かける)
コイツをはおってるヤツには話かけてくなりますねえ。あっ!どう?具合は?なんて。(笑) 
 
オイルドジャケットというのは、エジプト綿に特殊な防水オイルが染み込ませてある
100年の歴史を誇る英国の野良仕事用ジャケットです。(ドXジャンですね)
 
狩猟、釣り、乗馬、モーターサイクルライディング、オープンカードライビング等の
用途に合わせて、着丈や布の厚さが違うモデルが複数あります。
 
冬場のオープンカードライブ用に買いましたが、普段着も殆どコレでした。ポケットも
多く、防寒、耐水性にも優れているので手放せない位便利なんですよね。 
 
ただね・・・、最近のモデルはそうでもないんですが、匂いがキツイんですよね、オイルの。
 
新品のバーヴアーでは電車は乗れません。(常時空いてる鉄道はよし)
 
その為、2~3年に一度はオイルを塗るメンテをメーカーは推奨していますが、オイル香を
抜く為随分と放っておきました。(笑) 
 
大量生産、大量廃棄の逆を行く製品で、損傷が酷い場合や、リフレッシュさせたい場合は
英国の生産元に北半球のユーザーは4月に、販売店を通じてメンテナンスを依頼する事が
できます。同年の秋には戻って来るそうです。私も一度そのサービスを受けてみたいの
ですが、なかなか丈夫に造られているので、当分先の話になりそうです。 
 
意外と知られざる簡易メンテ方をご紹介しておきます。
 
用意するもの。
①専用オイル(販売店にある) 
②ぼろ布
③鍋
④スポンジ
⑤ドライヤー
 
手順① まずジャケットの汚れを硬く絞ったぼろ布で水拭きします。 

手順② 専用オイルを鍋にかけ湯せんします。ストーブ等を置いて常時熱をかけてないと
    すぐ凝固して使いにくいので注意。 
 
手順③ スポンジに溶けた専用オイルを染み込ませ、繊維の方向に沿い手早く塗ります 。 
    (縫い目など細かい部分は指先でオイルを塗りこみます) 
 
手順④ 専用オイルが塗り終わったらドライヤーの熱風で乾かします。この時光沢がある
    部分はオイルの塗り残しですので、ボロ布で丁寧に拭取ります。 
 
手順⑤ 陰干しして1日置くと、オイルがジャケットに馴染んで完成。満員電車にはまた
    乗れません。香りが抜ける2~3年後まで待ちましょう。(笑)