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ここは熊谷市近郊の某所。
 
数年前にめだかを見に来た田んぼの用水路に久々にやってきました。
 
まだ田植えには全然早く、休耕田はカラッカラで菜の花みたいのが咲いてます。 

私が子供の頃、すでに冬の田んぼはカラッカラで、凧揚げなんかによく使いましたが、
稲作が機械化する前は、田んぼというのは冬でも水があり、魚類や両生類が利用して
いたらしいですね・・・。 
 
朱鷺やコウノトリの絶滅には、この稲作の急激な機械化、効率化によるもの
が原因のひとつとしてあげられています。彼等は冬場、水田に生息するどじょうなどを主に 
餌としていたそうです。それが縄文時代からの稲作の環境が、1950年代に一気に
変化して、日本人と水田を巧みに利用してきた生物は、行き場所を失った様です。 
 
この周辺は、写真の様に用水路が冬場でも水を湛えている為、めだかが今でも沢山見られます。
 
バイクのバックに写っているのが、この周辺を流れる河川の三日月湖、蛇行していた河川を
治水により直線化したなごりの水溜りです。めだか用水もここに繋がっていて、大型魚も
産卵に使ったり、稚魚時代は用水路で過ごす事でしょう。

コウノトリを50年かけて官民一体となり保護、2005年9月3日ついに彼等を野生復帰
させた兵庫県豊岡市によれば、水田1アール(10メートル四方)あたりで、冬場も水を張って
さえすればドジョウ500匹、トノサマガエル600匹の減少を食い止める事ができる
という。 

水田というのは農家の方達の仕事場ですからね、難しい点がすごーーく沢山あるわけですが、
2007年現在、淡水魚108種、両生類36種がすでに国内では絶滅の危険があるそう
です。 
 
これは日本の淡水魚4割、両生類6割という事らしいのですが、なにか出来る事は無いもの
でしょうか・・・。