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マフラー交換と二次エアシステム除去は何とか半日で終了。 
しかし流石は英国製!同封されていたネジは最初から先端の山がざっくり無いし、
マフラー側のネジ穴は加工残り、切り粉満タン!(笑)
 
ステーの穴も合わず、棒やすりでシコシコ長穴加工して付けました・・・。 
 
新品のマフラーも中覗いたらもう錆びてるし・・・。 
 
まあトライアンフ自体が新車のウチからヘッドガスケットからオイル滲みが激しい位なので
こんなモノでしょう。(ディーラーの担当者は、オイルでなく新車組み付け時のグリスです、
グリスが滲んだだけです!と言い張っていたが・・・、なめんなよって感じです)     
 
ただし私に関しては、品質の高さは最初から期待しておらず、大排気量の空冷エンジン
搭載車ですので熱対策は厳しいのも解るので、まあこんなモノかな、と。 
 
で、マフラーも付いた所でいよいよキャブを開き、メインジェットと言う小さな金属部品を
交換します。ふたつ目の映像がキャブレター本体。実は日本の京浜製です。今やポルシェや
メルセデスもターボやATは日本製部品をわざわざ採用しています。少し前のピニンファリ
ーナ(フェラーリ等のデザインをするデザインクリエイター集団)のデザイン本部長は日本人
でしたし、アウディのデザイナーも日本人が活躍しています。硬軟で日本人が活躍していて
嬉しい限りです。 
 
キャブレターの役目をおおまかに説明しますと・・・。
 
クルマやバイクはガソリンを燃焼して走っています。そのガソリン(液体)に空気を混ぜ、
ミスト状にしてエンジンシリンダー内でプラグにより点火(爆発、燃焼)させます。 
 
そのミストを造る部分を「キャブレター(キャブ)」と言い、メインジェットとは、キャブの
最下層に溜まったガソリンをストローの様に吸い上げ、空気と混ぜる役目の部品です。 
 
ですから、ストローの様に中心に穴が開いていて、この穴の口径により、吸い込むガソリンの量
が変わるわけです。口径が大きければガソリンの吸い込み量が多くなり、パワー志向より
になるわけです。複雑な要素が絡み合うのですが、まあジェットという部品はそういう
役割のモノです。
 
しかし私はここで大きなミスを犯してしまいました・・・。
 
そのキャブを留めてるネジの山をなめました・・・・・・、8本中3本。 
 
だって狭くて力も入らず、工具の作用角も全然出ないんだもん・・てへっ!おいらうっかり!! 
 
仕方なく駆け込み寺の住職N島さんにSOS。
 
すると当店常連さんの一人Yさんが、MG-Bのチンスポイラーを塗装中。
 
ネジの山をなめるなんて、男として情けない場面を、見られたくない人に見られて
しまった・・・。嗚呼・・・。 
 
N島さんに大分苦労をおかけして、何とかネジも外れ、メインジェットも交換終了。
 
N島さんのススメでそこらを一回りしましたが、快調快調!! 
 
アイドリングでは太い低音、少し回すとレシプロ飛行機に似た、断続的な歯切れのいい音が
します。パワー的なモノは余り変わらない感じでしたが・・・。 
 
こんかいの作業はバイクのプロに頼むと約3時間、私がやって(N島さんの手もお借りして)足掛け
2日間!!プロの仕事は凄いです。でも勉強になりました。皆さんどうもありがとうございました!