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こちらのお店は、80年代の水平対抗エンジン搭載のRシリーズBMWを専門的に扱うお店。 
店内にはカフェも併設されていて、お店で働くヒトは20~30代前半の若いヒトばかり。

水平対抗エンジンとは、ピストンシリンダーが、車体に対して横、水平に置いてある
エンジン形式の事で、4輪ではスバル車やポルシェ911が同形式です。バイクの横に
シリンダーと排気管が飛び出しています。この形式は重いシリンダーを低い位置に置き、重心を下
げるのが主な狙いです。 
 
正直羨ましいお店です。(笑)男達は、手に油しながらちょっと古いBMWの単車を整備、
そして女達はカフェで笑顔でお菓子を焼いている・・・。ええな~~!ええよ!! 
 
心に響く羨ましさですね。もう異文化の生活様式に対する憧れにも似た気持ち。 
 
まあ~~私は毎日地下で一人で酒作ってますからね・・・。ひきこもりバーテンダー
呼ばれた事もありますけん・・・。 
 
で。肝心のバイクですが。 
 
これは、オリジナルではかなり野暮ったいBMWを、カフェレーサー風に仕立て直した
ショップコンプリートバイクがカッコいいです。 
 
「カフェレーサー」とはイギリスの「エースカフェ」が発祥の地とされている、バイクの
遊び方のひとつです。万人向けに生産された市販車を、自分好みに改造したバイクの事。
お約束は改造方法が「機能性、操縦性を自分好みに仕立て直す」事で、意味の無い装飾的な
改造はカフェレーサーの定義に反するのです。サーキット専門の「レーサー」と街乗り車の
間の存在でしょうか?いわゆる「走り屋」とはまた少し違う存在で、あくまで行くのは
「カフェ」であって、「深夜のファミレス」ではありません。 
 
私もバイクやクルマで、もう20年位こんな事ばかりやってるなあ・・・。(苦笑)
 
画像ふたつ目の、手前の白が「ベーシック」で、奥のカウル付き黒が「スペシャル」です。
低いハンドル、バックステップ、シングルシート、オリジナルマフラー。 
少しイタ車風味のフラットツインです。このアプローチは、今まで見た事なかったですね~。 
 
私のBMWの印象は、地味で理想主義的でおっさん臭くて道具として良い出来でも趣味の
相棒としてはイマイチ角度がつかんなあ・・・、というモノでしたが、ちと考えが変わり
ました。 
 
メカニック、カフェのおねえさんも気さくでした。ここも業界では有名なお店ですが、
最近は昔みたいに「売ってやってるんだぞ!」的なお店は減少してるのかもしれません。 
あっ、でも表の看板に「ビッグスクーターは触りません」って書いてあったな・・・。 
 
店長、ビッグスクーターが嫌いなんでしょうね・・・。気持ちは解るな・・・。(笑)