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トラの4回目のオイル交換を行いました。
 
新車で購入したので、メーカーマニュアルに沿って、800Km時、1600Km時、(ここまでが
トライアンフの定める慣らし運転期間) 3000Km時と続き、今回が5400Km。 
 
作業自体は簡単で、エンジンの底のボルトを抜き、廃油を出し、フィルターも交換して
規定量(3・8L)の新品オイルを入れるだけ。 
 
メーカーは特にオイル銘柄指定をしておらず、10W-40か15W-50の二輪専用オイルを
入れて下さい、とあるだけです。もちろん高規格のモノが推奨の最低線です。 
 
当ボニーは空冷式並列2気筒865cc。エンジンは空気(走行風)で勝手に冷やす空冷式なので、
夏場はオイル温度が120度近くまで上がり、エンジンに負担がかかります。冬場は寒さで
オイルが硬くなり、始動時にそのオイル粘度がセルフモーターに負担をかけ、走行中もエンジン内
で抵抗が大きくなり、燃費等に悪影響が出ます。 
 
つまり、最低夏と冬は、硬さの違うオイルを入れてやり、エンジンの負担を軽減してあげる
のが乗り手の義務、と。(笑) 若かった頃、私の周りにも自分はねこまんま
クルマにはリッター3000円のオイルを入れていた愛すべき漢が居りましたが、
機械は文句言わないからと、整備代をケチるのは如何なモノかと思いますよ。クルマやバイク
を趣味にしているのであれば・・・。  
 
そして、プロに仕事を頼んだら、ひとつの動作に掛かるコストは千円です。工場を維持、
運営していくには、経費が掛かるわけですからね。工具だって、あれ整備士の方はマイ工具を自分
のお金で買ってる方が殆どで、皆さん100万円位自腹で買ってるんです。少しでもいい仕事が
出来るように、と。その仕事、スキルの対価としてお金のやりとりがあるわけです。 
なかなか、いい技術といい人間性をお持ちの整備士さんには出会えませんが、もし出会えたら
その関係は大事にしたいものです。 

今回は冬用に柔らかいオイル、カストロールの5W-40、全化学合成オイルを入れてあげました。 
お値段は4L缶で8000円程です。
 
エンジン内のオイルが抜き終わるまでは各部ワイヤーや可動部分、チェーン等にグリスUPを
しておきます。各部を点検する事で異常個所も発見できますからね。私は以前、ヤマハの
単気筒で軽井沢に行き、クラッチワイヤーが途中で千切れた経験があるので、ワイヤー類は
慎重にグリスUPします。 
 
オイルフィルターは私は毎回換えています。トライアンフ純正は確か一個2800円位ですが
ホンダの軽自動車用がピッタリなのでそれを使います。こちらは600円位。 
 
オイル交換を終え、洗車をして、余分な水分を飛ばす為近所を一走りして来ました。 
 
オイルが柔らかくなったので、始動時のクランキングも短くなりました。走り出し、油温が上がる
のを油温計で確認して少しエンジンを回すと、軽やか~に回ります。いい感じです! 
 
「オイル管理さえキチンとしておけば、大抵の機械は長持ちしますよ~」 
 
とは、私が100%信頼しているメカニック、N島さんとH本さんのお言葉。 
お二人はクルマが専門なので、トラは診て頂けないのが残念です。 
 
「部品交換屋さん」じゃないバイク屋さんを近所で探しております。(笑)