イメージ 1

イメージ 2

01バンパーです。
これはマツダがバブル期に、企業とエンドユーザーが直接対話しながら、
商品開発をしていこう!という高い志に基づき創設された実験工房M2
ユーノスロードスターを男っぽい「カフェレーサー」に仕上げた最初の商品、 
M21001のバンパーを模して造られた、通称01バンパー。 
 
実験工房M2の建物は環八沿いに未だそびえ立っておりますが、中身はセレモニーホールに
なってしまいました。(悲) 
 
当時1001の登場は衝撃的でした。ユーノスロードスターの車両実験を手掛けたマツダ
きっての走りと知識のエンスー役員、当時M2の代表だった立花 啓毅がやりたい
様にユーノスを仕上げたのが1001でした。
 
ステアリングや窓の開閉のパワーアシストの拒否。リクライニングを許さないタイトな
バケットシート。極太の4点ロールバー。灰皿すら無い軽量化されつくした室内、そして
外観の印象を決定付ける、氏自ら線を引いた、大径フォグランプ内臓のバンパー。なんて
言うのか、「人間くさい感じ」のクルマでしたね~。スキモノが造りました、という。
「漢振り」 を120%位アップしたロードスターでした。

91年当時の私は300台限定車(実質は広報車3台を含め303台の生産と言われる)のM2
1001が欲しくて。もう「身悶え」する日々でした。
だけど一台340まんえんは無理っすよ・・・

ワンルームに一人暮らしの手取り15万じゃ逆立ちしたって無理! 
で、数年後普通のロードスターを中古で購入して、憧れの立花ロードスターに近づける
クルマに仕立てて来ました。
 
このクルマをいつか立花さんに見て頂きたいですねえー、何度かツクバサーキットで立花さんに 
お会いして(著書にサインを頂いた!) いるのですがカッコいいんですわ!マジこれ! 
 
あの、ちょい悪オヤジとか気持ち悪い言葉が流行りましたが、年季が違いますよ!
ホンモノは! 古い英国の自分で仕上げたレーサーでコースへ出撃して行く後ろ姿!
60歳で眼つき鋭く痩身で、サーキットで若者をヒラリと追い抜いていくあのカッコよさには
痺れますよ~。自分もああいうオッサンに近づきたいですねえ~!