これから新たにお願いすることになる車いす業者さん(Dとします)に、
先日会いに行ってきました
たいがいはこままの自宅に来ていただいていたのですが、前回の記事に
書いた車いす業者Cのおかげで大幅に無駄な時間をかけさせられて
しまったので、少しでも時間を短縮したかったのと。
Dさんは隣県の車いす業者さんなので、こままの県には週一回決まった
曜日にしか基本来れないと聞いたからです。
今まで電話でのやりとりだけだったので、お目にかかるのはお初
いろんな意味でものすごくドキドキ緊張していましたが、きちんと話を聞いて
くださって、とても誠実な印象を持ちました。
一番うれしかったのが、こままの希望を否定せずちゃんと
話を聞こうとしてくださったこと
これまでこままの希望をいうと、車いす業者さんの中には結構な割合で
却下やら否定されたりで。
体の状態に合わせて今後多少悪化しても対処できるように考えて希望を伝える
のですが、「そこまで求めますか⁉」「大げさな」等の発言をされたことが何度も
ありました。
(車いすは一度作ってしまうとよほどの事情がない限り、現在の法律では
6年間使い続けないといけません。 ちなみにCも「大げさ」扱いした中の
一人です)。
そこまで言うだけ言っといて、こままの持病の事は全く調べもしていないという・・・。
こままがいくら説明しても右から左に聞き流しているし、自分でも調べることも
しないままで「大げさ扱い」されるのだから、こんなでは出来上がる車いすが
実態に即したものができるかどうかさえ怪しいです。
実際、今の車いすを製作した車いす業者さんも同じで、こままが事前に
「こういう風にしてほしい」「ここは絶対に必要」とお願いしていたことでさえ
「完成してから工夫してあげる」と言ってたのに、結局何も要望を聞いて
もらえませんでした・・・・・。
初めての車いす製作だったからこんなものなのかと諦めていましたが、
今回のDさんとの出会いは目から鱗ばかり。
Dさんとお話ししてて、以前の車いす業者Cはこままの希望していた
リクライニングタイプの車いすをセミリクライニングタイプで作ろうと
していたことが判明しました。
リクライニングタイプだと個人差はありますがたいがいフルリクライニングが
可能で、30度くらいまで背もたれを平気で倒せます(車いすが止まっている
ときだけ)。
セミリクライニングとなると背もたれをせいぜい80度くらいまで倒して終わり。
こんなくらいなら、高いお金をかけてまでわざわざ作り直す必要ありません。
Cにはとんでもなことばかりされましたが、いかにこままの話を聞いていなかったのか
思い知りました。
寸前で回避できて、不幸中の幸いでした。
Cに放置されていた間にネットで同病の方がされていた車いすのことを調べたり
Dさんとお話ししていて、今回はリクライニングでなくティルトリクライニングタイプの
車いすを作ることにしました。
5月に厚生相談所の判定委員の方からもせっかくティルトリクライニングタイプを
勧められてたのにティルトのメリットもわからず、実は断っていたんですよね。。。
(もったいない・・・・・)
医師に意見書を書き直してもらわないといけないのでまた厚生相談所で
判定を受けなおさないといけなくなりましたが、今度こそこままの希望する
車いすをきちんと作れる機会ができたと思うことにして。
残り時間がかなり少なくなったので、判定を受けたら速攻製作にかかって
もらえるように、それまでの間に詰められる話はとことん詰めることに。
車いすのカラーは、今度は白にしました。
ティルトリクライニングだとフレームのカラーは座席から下の部分しか塗装できない
そうで、フレームは白でその代わりシートはピンク色に
そこはこままなので、地味には終わらせません