うおっ んぐつ
あ、今ちょっと騒ぎになってる、『イッテQ!』の『世界のお祭り』コーナーを見たことがある方なら、意味がお分かりかと。
宮川大輔さんが、早食いなどに挑戦したときに、必ず出る、✨✨✨✨✨✨です。
前日夜からの絶食は、確かに必要
キラキラ処理になるものは、胃にはありませんから、
うおっ
という、ゲロゲロスタンバイ声と
ぐうういん
と、上半身が波打つような条件反射(?)と
目からは涙がにじみ出てはきますが
しばらくすると、少し落ち着いてきました。
モニターに目をやると
自分の胃の中が映っています。
素人ですから、詳しいことは全くわかりませんが、きれいなヒダ状の内部は、色も美しく、問題ないように思えました。
「はい。きれいですね。」
慎重に隅々まで診てくださっていることが、素人ながら、よくわかります。
相変わらず時々、うおっとはなりますが、そろそろ検査も終わるような雰囲気に、「あとちょっと、あとちょっと‼️」と、心の中でカウントダウンを始めました。
「はい、ではこれでゆっくり抜いていきますね。最後に食道を調べながらカメラを抜いていきますからね。もう少しです。」
やった。終わりだ。あと、本当に少し
食道を逆に進むカメラの動きは、決して心地よいものではありませんが、終わりが見えかけたことに私の心は安堵します。
「うん?」
先生が一瞬、動きを止めたように思うと、横におられたもう一人の助手の先生と、なにか言葉を交わし、そして
「〇〇さん。ちょっと組織を取って調べたい部分が見つかりましたので、取りますね。」
と、先生の声。
私の頭には、24年前に亡くなった父が、「自分が胃カメラ検査を受けている最中に、先生の手が止まり、そばのもう一人の先生に、何やら耳打ちしていた」と、私に話したことを突然思いだしました。
父にはその時、末期の胃癌が見つかりました。