【産経大阪杯】オルフェ悪癖消えた!
(撮影・寺口純平)
先週の高松宮記念で、短距離の絶対王者が誕生!
そして
今週の大阪杯には最強馬が登場!!
絶対王者と言われながら、元来のやんちゃさが顔を出し勝ちきれなかった昨年。
最終コーナーで逸走した阪神大賞典。
直線で早めに抜け出しすぎ、気を抜いてしまってラストで差された凱旋門賞。
そして1mもはじき飛ばされながらも、負けん気を見せて2着に粘った有馬記念。
とくに一頭になると集中力を書いてしまう悪癖を改善すべく取り組んだ特訓の成果を発揮し
真の絶対王者に君臨すべく挑む今季初戦の産経大阪杯。
素晴らしい走りを見せてもらいたい!!( ´ ▽ ` )ノ
産経大阪杯(31日、阪神GⅡ芝2000m)の追い切りが27日、滋賀県の栗東トレーニングセンターで行われ、
2013年の始動戦を迎えるオルフェーヴル(牡5歳)が、坂路の併せ馬で3馬身先着した。
主戦の池添謙一騎手を背に豪快な動きを見せ、サンスポ調教評価でも最高の「S」を獲得。
3週連続で開門直後の朝一番に併せ馬を消化し、メンタル面も強化。
今年の最大目標である凱旋門賞へ、好スタートを切る。
ゴーサインと同時に、黄金の馬体がグッと沈んだ。
開場して真っ先に坂路へ飛び出したオルフェーヴルが豪快な動きを見せる。
併せ馬で3馬身の先着。万全の最終追い切りだ。
「先週より気合乗りが良く、フットワークもすごくいい。放牧でリフレッシュできたのが分かる。」
騎乗した池添謙一騎手が満足げな表情で感触を伝えた。
オンワードシェルタ(牡7)を2馬身追走。
残り300メートルあたりで内へ並びかけると、鞍上の合図に俊敏に反応。
あっという間に僚馬を突き放し、800メートル52秒2-12秒3の好タイムをマークした。
14日から、3週連続で朝一番の坂路で追い切っている。
狙いはメンタル面の強化だ。
昨年は阪神大賞典での逃避、凱旋門賞での急激な内への斜行…。
オルフェは1頭になると集中力を欠く面がある。
そこで周りに馬がいない時間帯であえて1頭で走る状況を作ったのだ。
「2週前は耳を右へ左へとキョロキョロしていたし、先週も鞍上に促されて進んでいる感じだった。」
と川合達彦調教助手は調教過程を振り返った。
が、この日は「気を抜くことはなかったし、(抜け出してから)右に行くところもなかった。」と池添。
1頭になる状況にも慣れたのか、右にもたれる悪癖を見せず、真っすぐに急勾配を駆け上がった。
あくまで最大目標は昨年2着に敗れた秋の仏GI凱旋門賞。
昨年の始動戦・阪神大賞典は逃避して2着に敗れただけに、
「昨年はああいう形でリズムを崩した。それを考えれば大事な初戦。」
と池添は気を引き締める。
昨秋、ハナ差でジェンティルドンナに奪われた現役最強の座を取り返し、さらには世界制覇へ。
オルフェーヴルが、負けられない2013年の初戦に臨む。
(sanspo.com 板津雄志)
◆昨年の始動戦は…
有馬記念1着以来だった阪神大賞典(芝3000m)は2周目3コーナーで外ラチに向かって逃避。
その影響が大きく2着に敗れた。
この時は有馬記念の疲れが抜けるのに時間がかかり、帰厩した時はまだ馬が緩んでいた。
普段、1週前追い切りから騎乗していた池添騎手を、2週前から乗せる急仕上げで態勢を整えたが、
その分、気持ちも乗りすぎてしまった印象。
それに比べて、今回はいつも通りの調整過程を踏んでいる。距離も2000mなら何の不安もない。
◆乗るぞ凱旋門賞!! 池添仏で武者修行
オルフェーヴルに騎乗する池添謙一騎手は、4月6日のレース後に渡仏する。
ヴィクトリアマイルはサウンドオブハートでスポット参戦するが、オルフェーヴルが挑む凱旋門賞の鞍上に指名されるべく、
6月10日までシャンティを拠点に腕を磨く。
「昨年は凱旋門賞に乗れず、悔しい思いをしましたから。」
「今年(の凱旋門賞)はボクでと言ってもらえるように、頑張りたいと思います。」