昨日、妹のミケ子が

ものすごい勢いで怒っていた。

 

 

 

部屋の掃除をしていたら

幼稚園時代の連絡帳が

出てきたそうだ。

 

母と幼稚園の先生との

やり取りが書かれていたが、

 

母のミケ子に対する言葉が、

全部否定的な言葉で書かれて

いたそうだ。

 

「甘やかして育てたから

 靴を揃えることができない」

 

「外で遊ぼうとしない」

 

「〇〇できない」ばかり

先生宛てに書かれている。

 

これじゃー何やっても

成功できないわけだ、と

ミケ子は思ったそうだ。

 

彼女も今まで様々なことに

挑戦してきたが、思うような

結果は得られなかった。

 

姉としても歯がゆく思うことも

度々あった。

 

もともと母と妹は仲が悪く

顔を合わせばぶつかっていた。

 

私は、母の話ばかり

聞かされてきたので、

母の視点から見ていたが、

 

ミケ子の話を聞いて

さすがに気の毒に思った。

 

「もー許せない!!」

 

亡くなってかなりたつのに

今だに母を恨む言葉が出てくる。

 

私は言った。

「10年前だったら多分

受け入れられなかったと思う。

 

今、このタイミングで連絡帳を

見つけたのも意味があるんじゃない?」

 

ミケ子

「そうだね・・10年前だったら

 理解できなかったかも?」


 

私「克服できるチャンスが来た

 から今、見つけたんじゃない?」

 

ミケ子

「うん。私もそう思う。」


 

自分の魂を磨くため

あえて自分に合わない人を

親に選んで生まれてくる

 

と聞いたことがある。

 

ミケ子の魂も

あえて自分と合わない人を

母として選んだのではないか。

 

つらいだろう。

くやしいだろう。

 

私も親に対して

いろいろ思うところはある。

 

このくやしさをバネにして

残りの人生を謳歌してほしい

と切に願う。