カンザスシティからセントルイスへは、毎度おなじみグレイハウンドバスで行きました。
NHLで優勝してばかりのブルーズの選手のサイン入り!!
試飲をもらったり、
また樽を見たり
大量のバドライトが詰められる様子を見たりしました。
朝、グレイハウンドのアプリでバスの現在地を確認すると、遅れていることが発覚。
それもそのはず、このバス
ロスからニューヨークまで、合計67時間の旅の途中
だったわけです。そりゃ定刻通りに来る方がおかしい。
バスは約75分遅れで出発し、セントルイスへ。4時間半のバスの旅です。
この日はセントルイス到着が午後2時ごろになったので、街中で写真を撮ったり、見つけたブルワリーに行ったりして過ごしました。
翌日、トロリーツアーへ参加。
午後はバドワイザーで有名な、Anheuser-Busch社の工場見学へ!!
今までアメリカではマイクロブルワリーしか行っていなかったので、大きなビール会社は初めてです。
敷地に入って、ビールの発酵中?のようなほのかな甘い良い香り。子どもの頃親に連れていかれたキリンビールの工場見学を思い出しました。
私たちは、二人で21ドルのビール工場ツアーへ参加。ツアー前に待ちきれず、ビールを飲んでしまいました。
しかし、ツアー中、小さいコップですが2回もビールの試飲があり、またツアー後にもフルサイズのビールを1杯もらえるので、ツアー前には飲まない方がいいと思います。さらに、お土産のビールも瓶で1本もらえます。
ツアーでは凍えるような場所にある巨大なタンクを見たり、
工場にはいい雰囲気のビアガーデンもあり、ビール好きなら一度訪れても損はないでしょう!
ちなみに、トラ子夫婦はIPAなどの濃いビールが大好きで、バドワイザーなどの薄いビールは正直、「……」と言う感じなんですが、ビール工場へ行ってビックリ!私たちの大好きなGoode Islandもこちらの傘下でした。私たちも着々とAnheuser-Buschへお金を落としていたわけです。
ビールを沢山飲んでご機嫌のトラ子夫婦、夜はセントルイスカーディナルスのスタジアムへ、エンジェルス戦を観に行くことに。
この日のカーディナルス先発は、日本でもプレーしたことのあるマイコラス。虎党の私からすると当時G所属だったマイコラスは、まさに坊主憎けりゃ袈裟まで憎い状態。大谷くんがエンジェルスにいることも手伝って、全力でエンジェルスを応援する体制です。
そんな話をしながらスタジアムへ向かうと、セキュリティで止められるトラ子夫婦。なんと、リュック(backpack)は持ち込み禁止だと言うんです。「車に置いてきて」と言われるんですが、私たちは車で来てないと言うと、「じゃあそこのギフトショップで鞄買って詰め替えな」。
適当大国アメリカ、担当者によって言うことが違うアメリカ。違う列なら行けるのでは?と夫が言うので、別の列に並ぶも、やはりダメだと。バッグの大きさは決められているスタジアムは結構あるものの、リュックが持ち込めないMLBスタジアムは初めて。ちなみに、ナップザックは大丈夫だった模様です。
仕方なくホテルに引き返し、ほかにバッグがない私たちは、手ぶらで必要な荷物を持って行くことに。
手ぶらなので、バッグチェックがない列に並ぼうとすると、係りのおばちゃん、「バッグがある人はこっちの列」と言うんです。バッグはないと言うと、おばちゃんが指したのは私の小さいデジカメが入っているカメラケース。「これカメラです」と言うものの、「バッグはチェックしなきゃいけないから、あっちに行って」と、めちゃくちゃやな感じで言ってくる!!だからバッグじゃないっちゅうねん!!!
仕方ないので、バッグの列に並んでいると、今度は私たちの列の前で何やら揉めているんです。ちらっと見ると、やはりリュック問題!!
若いお兄さん、なんとか説得を試みているものの、ダメとなり、列を離れることに。
次の組も、またリュック問題。家族づれで来ていたおばあちゃんのリュックがダメなようで、おばあちゃん、だいぶごねるもダメとなり、仕方なくお父さんらしき人が車に戻ることに。
で、ふと係りの人の足元を見ると、1つのリュックが捨てられている!!
球場に持って入れないなら、捨ててしまうって、アメリカ人、豪快。
私たちはもうリュックがないので、セキュリティをチェックし、スタジアム内へ!!
残念ながら交流戦でDHがないため、大谷くんはスタメンではなかったのですが、2011年までカーディナルスに在籍していたプホルズの初めての凱旋試合とあって、球場は大盛り上がり!!
敵チームの選手なのに、第1打席から最後の打席まで、スタジアム総立ちでみんな拍手!!最後の打席のあとにはビジョンで映像まで流される愛されっぷり。野球選手冥利に尽きるんだろうなと思いました。プホルスも、最後の打席の後には、ダグアウトから出てきて、観客に対してハグのポーズ!
試合は、終盤までエンジェルスの一方的な攻撃で余裕の試合でしたが、9回の裏、最後の最後にカーディナルスが追い上げ始め、あわやサヨナラ勝ちとまで行きましたが、無事エンジェルスの勝利となりました!