【奇策】風野真知雄著を読んでみました。

1600年の関ケ原に関する西軍と東軍の戦は全国に跨がっていました。

あまり知られてませんが。

しかも主役は本庄繁長。誰やねん?という人もいるかもしれません。

知らなくて当然で、この人は大名ではなく上杉謙信から上杉景勝に従った武将の一人なんですから・・・

話は逸れましたが舞台は関ケ原の合戦の出羽の上杉景勝による最上討伐から触れ、その後の伊達政宗による会津侵攻で2万の兵を率いて来寇する伊達政宗に対し4000の兵で迎え撃つ本庄繁長。

合戦に至る伊達政宗と本庄繁長の駆け引きや用兵の巧みさが非常にうまく描かれて最後まで一気に読ませてくれました。

 

だけど上杉謙信ファンならこの人は川中島の合戦で謙信から血染めの感状を貰った事やその謙信に反旗を翻したエピソードをご存じな人もいるかもしれませんが・・・

本庄繁長に興味を持たれた人は是非一読してほしいです。