お正月は読書三昧でした。 

そんな中で鈴木英治著【義元遼たり】を読んでみました。

今川義元が京で僧として修業していたとこから始まり桶狭間の戦いで終わるという展開。

前半は今川義元が僧として京で修業していたとこから始まるのですが、このシーンが450ページの内120ページほど割かれている上に今川兄弟、全て仲良しで書かれているので花倉の乱でみられるようなお家騒動が淡泊な感じ。

お家騒動特有のドロドロ感みたいなのがあまり伝わらない感じでした。

家督を継いだ後の河東一乱、武田信虎追放や三国同盟なんかはオミットされている上に外せない桶狭間の戦いは、かなりギュウ!!!と押し込まれている感じでしたね。

今川義元は海道一の弓取りと言われている人物だけに家督を継いだ後半部分だけをストレートに書かれた方がよかったんじゃないかと思うんですが…

 

今川義元の人生を簡単、尚且つ一気に読み進めたいと思われる人は手に取ってみたらいかがでしょうか?