長らく更新していなかったので、ため込んでいたネタを少しずつ出していきます。
先ほどは豪ドルドルに関してですが、今度はユーロドルです。
ユーロドルは7月にドルインデックスが100を一瞬割れたところで、1.12台をつけたところを天井に9月末までドル高ユーロ安トレンドを継続してきました。この間にあったのは、
(1) 米長期金利が上昇継続
(2) ユーロ圏の景況感悪化 (特にドイツ製造業が壊滅的)
(3) ECB利上げ終了観測
(4) ユーロ圏CPI減速
かと思いますが、チャートを見ればかなりわかりやすい。
年前半の上昇チャネルを下抜けした後は、夏場はずっと売られてきて、節目の1.05を割れたところでもしかしたらまたパリティ?
というところで反発。
もちろん、ユーロ圏のファンダが改善されたわけでないですが、直近では米長期金利が5%でピークをつけたところからの反動でドルの調整が入ってる可能性はありますが、10月からはゆっくりと上昇チャネルを形成中。
FRBの利上げがもしかしたら終了したかもしれないという状況で、ここからさらに金利上昇、ドル高という昨年のような相場展開は想像しにくいですが、かといって、1.1に戻すような展開も考えにくい。
今後のシナリオとしては、やはり14日の米CPIがカギを握っていると考えており、
(1) 直近上昇チャネルの下限を狙い、一気に抜けてくるようなら下落再開のトレンドを想定
(2) 上限を突破するようならば、200日SMA、1.08台と上昇するトレンド (1.05抜け失敗)を想定
の2パターンを想定しています。
11月なので、年末に向けたレパトリ (本国への資金引き戻し)も考えなければならないですが、再び1.05を狙うようなら、もしかしたら今週あたりがショートの仕込み時かもしれません。
豪ドルドルのブログでも書きましたが、対ドルでの動きを見るだけでなく、ユーロ豪ドルの動きも見て、優位なドルストレートをトレードしたいと考えています。
① ユーロ豪ドル上昇&米ドル高 → 豪ドルドル売り
② ユーロ豪ドル下落&米ドル高 → ユーロドル売り