金曜日7/7は、七夕。私の住む西日本は雨だったので天の川は見えませんでした雨

 

そして、金曜は注目の雇用統計&金曜ロードショーはジブリ。この組み合わせは、ジブリ放送日は円高・株安になるアノマリーが発動する日と、投資家の間では有名な話なんですが・・・

 

 

 

■ ドル円急落 円安に一服感?

 

まるで、ジブリの呪いを的中させるかのように、約2円の下落(円高)が進行という結果に。

では、そんなに劇悪な結果だったのか?というと・・・

NFP(非農業部門民間雇用者数)は、予想下振れも失業率は前月より低下&平均賃金が上昇ということで、そんなに悪い数字ではなかったのがわかります。

 

では、ジブリだから?というのはさておき、やはりこのところの日経平均株価の下落と連動するかのような、リスクオフとポジション的にも偏りがあった(直近144円で値動きが縮小)というのもあるでしょう。

日足的には21日線を割ったので、上昇が一服というところでしょうが、円安が終わったと判断するのは早計でしょう。

 

月曜以降の日経平均の動きにも注意必要ですが、140円台までの下落もあり得るかもしれませんが、少なくとも、日銀と欧米の中銀の政策変更に変化がない限りは円安は終わらないとみてますので、今はバーゲンセール待ちというところでしょうか?

 

■ ドルインデックスも下落 ドルの方向感は混沌

 

さて、ドルストレートのほうですが、ドルインデックスを見る限りでは、直近の上昇トレンドを否定しているようにも見えますが、上位足で見ると三角持ち合いを形成しつつあります。

 

ということで、今かなり重要な局面に来ているのですが、ここで下抜けをすると一気にドルの急落というシナリオもあります。

一方で、2月、5月とドルインデックスは、101をなんとか死守してきているので、まだわからないところ。

 

一番気になるのは、ポンドドルでしょうか?

先日のBOEで0.5%利上げと先進国で唯一利上げを再加速した中銀ですが、政策金利発表直後に急落(セルザファクト)

ただ、金曜のドル安の影響で一瞬であるものの、年初来高値を更新。

インフレの加速からターミナルレートが6.5%になるのでは?という観測から、ユーロや豪ドルよりも堅調に推移しています。

 

ポンドドルですが、昨年9月のトラスショックから、2月と5月のドル高局面で調整は入りつつも、堅調に戻して来ており、週足のレジスタンスも抜け、200週SMAにタッチに来ている状況。1.30ドル復帰も間近となってるわけですが、やはりポンドに関してはCPI、雇用統計あたりを見ながら、アメリカとの比較でまだ利上げが期待されていくうちは、上昇が続きそうな感じ。

 

一方で6.5%も政策金利が上昇すれば、住宅ローンがとても借りれる、返せる状況でなく、不動産の手放しから経済の減速は必至。

スタグフレーションが否めない状況でポンドの上値追いはちょっと危険な水準にきてるかも。

 

ヒントがあるとすれば、週足の一目均衡表の雲が9月あたりで捩れがでています。もしかすると、第4四半期あたりに経済が悪化してインフレが急低下するような結果が出てくると、一服感も出てくるかもしれません。

個人的には、金利がついてはいるものの、経済の実体的には割高な気はしています。

 

もう一つは、豪ドル米ドル(以降オージードル)ですね。

以前のブログで豪ドルの下値目処を書きましたが、結果的に0.66ドルまで低下しました。雇用統計でもドル安から上昇はしたんですが、結果的は200日SMAで抑えられている状況。

 

豪ドルに関しては、中国経済とそれに関連する指標も大きく相関があるので、東京時間の10:30前後に大きく動く傾向があります。

また、米株との相関も大きいので、ダウ、S&P500、ナスダック等の3指数とも連動が大きいので、NYタイムで株の動向にも要注意。

 

年後半で米株高の修正が入るようなら、私は下落余地はあるかと思います。チャートは出しませんが、ユーロオージー、ポンドオージーも見ておくといいかもしれません。

 

オージードルの週足チャートですが、オージーに関しては、年初でドルインデックスの底を打ってから、下降が続いている状況。

現状は、200週SMA、一目均衡表の雲の下限がレジスタンスとして機能している状況。

 

オージーに関しては中国経済の減速から弱気目線は変えていません。7/10(月)は、中国のCPIが発表されますので、超チェックです。

 

さて、今週は米のCPIが発表されますので、引き続き目が離せないですね。