東京午後の為替市場は、ランチタイム直前に一部報道で日銀が追加緩和を意識している、
と採られかねないタイトルの記事が流れたことで、ドル円は112.38円まで上昇した。
昨日の安値112.07円に近づき、その下を攻めようとした市場参加者のドル・ショートが
つかまり底堅くなった。その地合いの中で、午前中は200円を超えて下落していた日経平均が、
プラスに転じる場面もあったことで、ドル円は112円前半で買い優勢となった。クロス円も同様に、
ユーロ円は132円前半、ポンド円は151円近辺で下げ渋った。しかし東京仲値近辺の112.40円が
重く、大引け前に再び日経平均が3桁の下げ幅を記録したことで、徐々に上値も重くなった。
日経平均は141円安で大引けした。
欧州通貨は本日までEU首脳会議が開かれることもあり、東京時間はトレンドを作ることは
できなかった。ユーロドルは1.17ドル後半、ポンドドルは1.34ドル前半で小動きだった。
オセアニア通貨はNZドルが強含んだ。ロバートソンNZ財務相が、現行の為替相場の動きに対して、
心地よいと発言したことがNZドルを下支えした。NZドル安に対して、これまでNZ政府とNZ準備銀行(RBNZ)は
警戒を示していたため、NZドル高に対して懸念発言をしなかったことで、NZドル/ドルは0.7026ドル、
NZドル円は78.92円までNZドル高になった。豪ドルは対NZドルで売りが出ていたため、対ドルでは
0.7670ドル近辺でもみ合いになった。