上野の山を下ると、焼肉・ホルモン料理とらじ亭の店主が代々通う名湯『黒湯』があるよ

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焼肉・ホルモン料理とらじ亭のおじさんが、東京で一番ホルモンが美味いと思ってる三河島の焼肉山田屋さんから頂いた黒毛和牛タンがマジで旨そうなので実はとらじ亭で売りまくってます。 #肉 #肉刺し #焼肉 #牛タン #wagyu #食べないと人生損してる #yakiniku #とらじ亭 #torajitei #トラジ亭 #ホルモン焼き #一人焼肉 #高い肉 #大塚 #上野 #御徒町 #神田 #日暮里 #西日暮里 #東京 #tokyo

A post shared by 音羽宏律 (@otowahironori) on Jan 4, 2020 at 10:24pm PST

終戦後、昭和２０年から続く伝説のホルモン焼肉屋とらじ亭を都内の駅前（上野御徒町、神田、日暮里、大塚）で４店舗経営していたり、会社を経営してみて感じたことをブログで書いていたり、SNSでロックスターしながら、画家としてとらじ亭内で活躍し、肉占い師になることを決めた中年のおじさんです。

焼肉・ホルモン料理とらじ亭を３００年続くお店にしたいと２０２０年、明けから新しい夢を見てしまったおじさんは、解脱してます。

とらじ亭に入店してからそろそろ８年を迎えます。

当初の予定ではオリンピックまでに最低でも５店舗を構える予定でした。

オリンピックはまだなのですが、後進の育成が落ち着かず、足踏みしてるのが正直なところです。

もっともっと簡単にしてあげないと、キャパオーバーなのか？

そんなふうにも感じるし、これが日本人の経験者のスタッフだったら？と考えずにはいられない夜もありました。

でも、たぶん無理なんじゃないかな？とも思います。

２７歳だったか、会社を辞めて、石油を掘りに出かけて、９年。

短くはありません。

このまま掘り進めて良いものか？

リソースの問題もあり、経営的には頭の痛いところです。

ただ去年の僕とほんの少し違うのは、なんだかいけそうな気がするというカンだけです。

数字は散々で、いつまで経っても仕上がらない芸術作品を作り続けてるような気分ですが。

しかも、それが生活の糧になってるのだから始末が悪い。

放り出せない。

友人の数にも興味がなく、女性にも興味がなく（ゲイではない！）、お金にも興味がなく、モノを所有したいとも思わない。

自分が働かないで得る収入が気持ち悪くて、ギャンブルにも熱くなれない。何かしら働きかけてないと宇宙の中にポツンと浮いてるみたいな気分になります。

新年の初詣では、雑司ヶ谷にある鬼子母神にて大吉を引きました。

SNSを顔出し実名でやってるし、普通の人にとって刺激の強い投稿もしています。

認められたいのか？

いや、特に…。

僕はただ自由自在で在りたいだけなので、実はあんまりこういうのは苦手です。

ただ、先ほど挙げた何かしら働きかけていないと退屈なんですよね。

とらじ亭上野御徒町本店の３階で、ポツーンとブログを書いてたら、なんかおれここにいても意味ないな…って思って、神田店に行こうとしたら、おれがいくとスタッフが舌打ちしてくるので、なんか行くのが嫌になって日暮里店に行こうとしたら、グンジが銭湯いったんすか？って言ってくれたの思い出して寒空の上野公園を独り歩きながら黒湯に行きました。

黒湯とは、その名の通りお湯が黒く激アツの風呂です。

ねえ、これ完全におれいま焼身自殺してるっしょ？たすけて？っていうくらいの熱い風呂です。

こんな湯加減だからか、なかなかうるさくてウザい若者がいないのが特徴で、とらじ亭のおじさんは独りで１時間以上滞在します。

この黒湯に来ると、とらじ亭のおじさんはイスを使いません。

床のタイルの目地まで磨き上げられた風呂場にイスなど不要で体を洗ったら黒湯を思いっきりかけ湯しまくって足をインします。

地獄にでもはいったかのような熱さで、皮膚の感覚が消えます。

途中何度もあがったりしますが、意を決してフェードインすると、鍋でじっくりコトコト煮込んだスープの具の気分が味わえます。

それを2セットほど繰り返してタイルの上に座ると、気づいたら寝てます。

ぶは！って起きるともう一度煮込まれに行きます。

堪忍袋の尾が切れると、脱衣所をかわして池のある外に出ます。

まるで戦国武将のように全身から湯気をあげながら、池の中にいる鯉を見つめます。

もはやこの時は、解脱してます。