我が家は長良川堤防から50mの位置にある。

洪水になると、石がぶつかりあって流れる音が聞こえる。

夜、周りが静かになると耳に入る。

“ゴーン、ゴゴーン、ゴン!”と言った感じで。

昨日、台風16号が太平洋沿岸を北上した。

その余波で豪雨となり、水位が上昇。

これだけの上昇は久しぶりである。

堤防天端まで、あと3m位となった。

我が家は、堤防より1m低い。

二階に上がって、川の水面が見えると、やばくなる。

携帯電話のエリアメールがひっきりなしに鳴りだした。

まず、支流に牛道川と言うのがある。

そこが避難準備水位に達した、と言う。

その沿岸に親友が居を構えている。

LINEを入れた。

女房の実家に避難する積り、と返信あり。

避難準備水位と言うのは、洪水警報の水位でもある。

動きに支障のある方は、避難を始めて下さいと言う。

 昭和34年の伊勢湾台風では、堤防が決壊した。

我が家の隣はひばり町と言う集落だった。

一網打尽で流されて、死者も出た。

未だ不明のままの方もおられる。

その後、堤防も補強されてきた。

だが、オーバーフローは充分考えられる。

街の中を曾部地川と言う巾3~4mの川が流れている。

これも氾濫する余地は十分にある。

我が家は長良川と曾部地川に挟まれている形。

この小さな川をバカにしていると、退路を断たれる可能性充分だ。

大きな長良川より、小さな曾部地川に注意すべきだろう。

時折り、川の状況を見に来る人達がいる。

濁流を見ていると、吸い込まれる恐怖感が湧く。

見に来て亡くなる人を聞くが、これかもしれない?と思う。

怒った水の神が、生け贄にさらうのか?

大自然と神に畏敬の念を忘れまじく候。

          昨今、やや驕り気味の 寅次郎

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