寅次郎が中学校PTA会長の時。

韓国ソウルでオリンピックが開かれていた。

今年は遠くブラジル・リオデジャネイロだった。

PTA会長挨拶の時、こう言った。

“快晴の青空、この空は韓国ソウルの空に繋がっています。

 ソウルではオリンピックが闘われています。

 同じ空の下、ソウルに負けない戦いをしましょう!“と。

これを、一番下の娘が覚えていた。

自分も言った事は記憶があるが、印象的だったのだろう。

リオデジャネイロは昼と夜が正反対で、こうは言えない。

 中一になった孫の運動会を見に行った。

挨拶に、印象的なものはなかった。

運動会の種目が大きく様変わりしていた。

個人的に順位をつける、かけっこ等は消えていた。

全てが団体ゲーム。

昔は1対1の相撲まであったのに・・・。

格差をつけると問題が出るようだ?

競争のない運動会?は今一気合が入らない。

太い竹の棒を立てたから、てっきり棒倒しかと思った。

さにあらず、棒をよじ登って、てっぺんに早く旗を立てる競争。

最後は応援団合戦。

スタンドの陣取った各団が声と形を競う。

その動きは、見事に揃った!

陸のシンクロナイズスイミングの表現がぴったり!

でも何だか、応援合戦のイメージではない。

ダンシングゲームを見ている様だ。

力強さが伝わらない。

選手を応援する形ではない。

ある団は最後に、地元の民謡を取り入れた。

何かホットした雰囲気が出てよかった。

だが、その団は勝てなかった。

審査員が、社会教育関係、高校生、市の職員等々。

直接、学校に関係の薄い人が選ばれていた。

これも、結果に偏りを心配してのことか?

折角地元民謡が出ても、それを理解できないよその審査員では?だ。

運動会じゃない、ゲーム大会だった。

           元・応援団長の 寅次郎

 

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