元横綱・千代の富士が急逝した。

61歳の若さであった。

昨年、白鳳、日馬富士を従えて還暦土俵入りを見せた。

寅の好きな栃錦、若乃花と並んだ小兵横綱だった。

小さいながらも大きな相撲を見せた。

そのスピードと相撲勘が彼の身上。

相撲は体重別で無いところがいい。

丸い土俵が体重の差を消してしまう。

小よく大を制する!

ここに相撲のだいご味を味わう。

スピードが身上だったのか、人生も早く仕舞って逝った。

残念である。

 ところで大相撲界には“相撲時間”と言う風習があるとか。

土俵上の制限時間の話ではない。

決められた時間より、かなり前に到着する事である。

礼儀や上下関係のうるさい縦社会の角界。

後輩が先輩を待たせる等、絶対にあり得ない。

早々に現場に着いて、先輩を待つ。

一般社会の常識でもあるが、相撲界は徹底しているらしい。

時間を守る、挨拶をする、返事はハッキリと!

人としての最低の基本を、徹底的に躾けられる角界。

パソコンが使える、英語が話せる等は、その次の事だと。

日本人の美しさが、うかがい知れる。

 我が白鳥神社もこれに近い事がかつてあった。

奉仕作業の日の集合時間。

暗黙の了解で朝7時頃であった。

だが、早い人は5時に来て作業をしている。

7時頃来る者は白眼視される。

これではいけないと、数年前から10分前集合とした。

それでも20分前には大半が、集まってくる。

“白鳥神社時間”とでも呼ぼうか・・・有り難い事である。

 反面、郡上時間と言うのもある。

夜の会合は、決まって遅れる。

30分は平気で遅れてくる者が居る。

相撲界なら即刻除名であろう。

時間厳守とは、ギリギリに着く事ではない。

             10分前の 寅次郎
chiyonofuji

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