偲ぶ会と言うのに、初めて出席した。
故人は、日本国土開発㈱時代の旧友。
新幹線会のメンバーであり、酒友。
そう言えば、このところ新幹線会に出て来なかった。
思えば3年程前から、来ていない。
体調がすぐれなかったのだろうか?
でも年賀状は、変わらずに届いていた。
葬儀は家族葬で済ませたと聞いた。
一人静かに旅立ちたかったのか?
酒を飲むと、超陽気になる貴公らしくない。
人より先に逝く事が、恥ずかしかったのか?
淋しかったのか・・・。
それとも、悔しかったのか?
貴公は隠し事の出来ない男だった。
同じ職場の今の奥さんと恋に陥った。
隠し事の出来ない貴公は飲んだ勢いで喋ってしまった。
それを悪い先輩が全部録音していた。
そして皆に聞かせていた。
それでも怒らなかった。
最も、怒ってもしょうがないけれど・・・。
でも日頃大人しい貴公が大胆にも、
我々の職場のマドンナを口説いていたとは・・・。
貴公は人のやらない“奇襲”が好きなのか?
貴公は旅に出ると、ちびたカメラを人に向けて来た。
そしてピンボケ気味の写真を撮り続けた。
何故ピンボケが多いのか?
酔っていたから・・・。
昔はオートフォーカスなんてなかった時代。
その写真に付け加えてくれる一言が良かった。
写真を撮っておかないと困るんです。
何処に行って来たのか分からなくて・・・と。
写真は彼のメモであり、アリバイ物件でした。
酒を愛し、奥さんを愛し、友を愛した徳武官次郎76歳。
何故に急いだのだ・・・。
愛するものを残して・・・寅次郎
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