“光陰流水の如し”

母が96年の生涯を閉じて早一年。

親類縁者に御集り戴き、一周忌法要を営んだ。

遠くは東京、大阪、名古屋、敦賀からご足労。

曾孫入れて40余名が仏壇に向かった。

二間続きの部屋はこれが満杯。

今回から、法要の手法を少し変えたと和尚。

今までより30分早く始まった。

仏説阿弥陀経と正信偈を和尚と共に唱えた。

和尚の法話。

“倶会一処”(くえいっしょ)

倶 (とも) に一つの場所で出会うこと。

この世 で死ぬのは別々でも,浄土 で再び会える意。

法事も先に逝った人と会うひと時でもあると。

そう言えば、墓石にこの文字をよく目にする。

今迄、何気なく見ていたが、その意味すら知ろうとしなかった。

今日は一つ利口になった。

父は1980年、66歳で逝った。

母はその35年後の今年、96歳逝った。

35年振りの倶会一処だったろう。

賑やかに、飲み、唄っているかもしれない。

今日の会食時“皆よく話をするなー”と和尚が感心。

これも、この世での倶会一処だなー・・・とも。

我が家に戻り、飲み直した。

親父、お袋もよく飲んで唄ったなーと誰かが言う。

さればと、物置から小太鼓を引っ張り出した。

白鳥踊りの音頭が飛び出す。

一周忌に不謹慎では? と微かに思ったが・・・。

天寿を全うした母者だ!

陽気な方が喜ぶだろう!

曾孫の優も唄った!

        ありがとう! 寅次郎

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